‪冨安フル出場のボローニャ、逃げ切り成功で2連勝！　逸材オルソリーニが2ゴール‬

　セリエA第17節が22日に行われ、レッチェとDF冨安健洋が所属するボローニャが対戦した。冨安はフル出場を果たし、2センターバックの一角としてプレーした。

　11分、ホームのレッチェがカウンターから決定機を作るが、冨安の好守によってボローニャは事なきを得る。マルコ・カルデローニのフライパスを受け取ったクマ・エルハジ・ババカルがトラップからハーフボレーを放つと、アウトスピンのかかったボールは綺麗な弧を描いてゴールに吸い込まれた。しかし、ババカルへボールが渡る前に冨安がラインを引き上げていたことで、ババカルの位置がオフサイドと判定されゴールは認められなかった。

　18分にボローニャは決定機を迎える。左サイドからニコラ・サンソーネが右足アウトサイドキックでクロスを送ると、ロドリゴ・パラシオが飛び込み頭で合わせる。強烈なヘディング弾は枠を捉えたが、ゴールライン上で相手GKに防がれた。

　前半終了間際の43分、ボローニャが先制点を獲得した。サンソーネが左サイドからカットインで中央へと侵入してグラウンダークロスを供給すると、最後はファーサイドのリッカルド・オルソリーニが押し込んだ。

　ボローニャは56分にカウンターの流れから追加点を獲得する。パラシオのスルーパスに抜け出したサンソーネは相手GKとの1対1で決めきれなかったが、こぼれ球を拾ってパラシオにパス。パラシオはゴール前に詰めていたロベルト・ソリアーノへと託し、ソリアーノはダイレクトで冷静に流し込んだ。

　66分、ボローニャはリードをさらに広げる。オルソリーニはシザースステップで相手をかわすと、逆足の右足を振り抜きフィニッシュ。強烈なシュートはニアハイのゴール右上隅を突き、イタリア期待の逸材がこの試合2点目を記録した。

　レッチェは85分にババカルのゴールで1点を返すと、後半アディショナルタイム1分にはジエゴ・ファリアスがエリア外から強烈なミドルシュートを沈め、1点差に詰め寄る。しかし、レッチェの猛攻は及ばず、試合はボローニャの勝利で終了した。冨安は終始安定感のあるパフォーマンスを披露し、ボローニャの2連勝に貢献。ボローニャは暫定8位でウィンターブレイクを迎えることになり、2週間後に行われる次節、ボローニャはフィオレンティーナとホームで対戦する。

【スコア】
レッチェ　2－3　ボローニャ

【得点者】
0－1　43分　リッカルド・オルソリーニ（ボローニャ）
0－2　56分　ロベルト・ソリアーノ（ボローニャ）
0－3　66分　リッカルド・オルソリーニ（ボローニャ）
1－3　85分　クマ・エルハジ・ババカル（レッチェ）
2－3　90＋1分　ジエゴ・ファリアス（レッチェ）