冬の移籍市場で新天地にたどり着いた選手たち [写真]=Getty Images
1月31日をもって、欧州5大リーグ(リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ・アン)の冬の移籍市場が閉幕した。
夏に比べるとビッグディールが成立しづらいと言われる冬のマーケットだが、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(ザルツブルク→ドルトムント)やポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(スポルティング→マンチェスター・U)といった新世代のタレントが次々とステップアップを果たすなど、大きな動きもあった。日本代表MF南野拓実のリヴァプール移籍が世界中で注目を集めたことも記憶に新しい。
では、今冬の移籍市場で最も移籍金を支払ったクラブはどこなのだろうか。今回は移籍情報サイト『transfermarkt』のデータをもとに、支出額が多かった上位10クラブをランキング形式で紹介する。
※以下、情報はすべて2月3日時点のもの
※日本円は2月3日時点のレートで換算
10位 ウェストハム(イングランド)

ジャロッド・ボーエン [写真]=Getty Images
支出額:3050万ユーロ(約37億円)
昨年夏、8000万ユーロ(96億円)近い支出を伴って大型補強を行ったが、プレミアリーグ第25節終了時点で18位と低迷。後半戦での巻き返しを図るべく、今冬も3000万ユーロ(約37億円)以上を移籍マーケットに投じた。なかでも2000万ユーロ(約24億円)以上を費やしたFWジャロッド・ボーエンは、今季のイングランド2部リーグで16ゴールを挙げていた注目株だ。
9位 トッテナム(イングランド)

ステーフェン・ベルフワイン [写真]=Getty Images
支出額:3450万ユーロ(約41億円)
今冬は、契約満了まで残り半年を切ったクリスティアン・エリクセンがインテルへ完全移籍。しかし、彼の売却で得た2000万ユーロ(約24億円)を元手に、22歳のオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインを3000万ユーロ(約37億円)で獲得した。単純計算すると1000万ユーロ(12億円)の赤字だが、ベルフワインは2日に行われたマンチェスター・C戦で初出場初得点。将来性を加味しても、素晴らしい補強となりそうだ。
7位タイ ユヴェントス(イタリア)

デヤン・クルセフスキ [写真]=Getty Images
支出額:3500万ユーロ(約42億円)
今冬2番目に高い移籍金3500万ユーロ(約42億円)を支払って、19歳のスウェーデン代表MFデヤン・クルセフスキを獲得(※来季からの正式加入)。今季、リーグ3位タイとなる7アシストをマークするなど、ブレイクスルーを果たした逸材の一本釣りに成功した。10代選手としては、マタイス・デ・リフトの8550万ユーロ(約102億円)に次ぐ、クラブ史上2番目の高額移籍となった。
7位タイ レヴァークーゼン(ドイツ)

エセキエル・パラシオス [写真]=Getty Images
支出額:3500万ユーロ(約42億円)
ブンデスリーガ第20節終了時で5位につけるレヴァークーゼンは、今季のヨーロッパリーグで5試合に出場したブルキナファソ代表DFエドモン・タプソバを1800万ユーロ(約22億円)で獲得。さらに、レアル・マドリードも関心を寄せていたと言われる、21歳のアルゼンチン代表MFエセキエル・パラシオスをリーベル・プレートから1700万ユーロ(約20億円)で引き抜き、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる4位以内でのフィニッシュに向け、より分厚い陣容を整えた。
6位 リヨン(フランス)

ブルーノ・ギマランイス [写真]=Getty Images
支出額:3800万ユーロ(約46億円)
今冬は、アトレティコ・マドリードやアーセナルへの移籍も噂された、U-23ブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスを2000万ユーロ(約24億円)で獲得。また、ビジャレアルからカメルーン代表FWカール・トコ・エカンビもレンタルで加入した。後者はリーグデビュー戦から2試合連続ゴールを果たすなど、大活躍。昨年12月に長期離脱が決定したメンフィス・デパイの後釜として、申し分ない結果を残している。
5位 エスパニョール(スペイン)

ラウール・デ・トマス [写真]=Getty Images
支出額:4050万ユーロ(約49億円)
今冬、リーガ・エスパニョーラで最もお金を使ったクラブはエスパニョールだった。最下位に沈む彼らは、残留に向けて大型補強を敢行。スペイン人FWラウール・デ・トマスの獲得には、クラブレコードの移籍金2000万ユーロ(約24億円)を費やした。“救世主”として期待される同選手は、加入後からの公式戦4試合で4ゴールを挙げるなど、期待に違わぬ活躍を見せている。
4位 マンチェスター・U(イングランド)

ブルーノ・フェルナンデス [写真]=Getty Images
支出額:5500万ユーロ(約66億円)
今冬、移籍金を支払って獲得した新戦力は、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス一人だけ。その費用は、今冬の最高額となる5500万ユーロ(約66億円)だった。昨年夏には、ハリー・マグワイア、アーロン・ワン・ビッサカ、ダニエル・ジェームズの獲得に1億5900万ユーロ(約191億円)もの大金を費やしており、散財癖は一向に止まらない。現在4位のチェルシーとは6ポイント差だが、逆転でCL出場権を手にすることができるのか注目される。
3位 モナコ(フランス)

オーレリアン・チュアメニ [写真]=Getty Images
支出額:6000万ユーロ(約72億円)
夏の移籍市場では、ウィサム・ベン・イェデル(4000万ユーロ)やジェルソン・マルティンス(3000万ユーロ)など即戦力候補に大枚をはたいたが、今冬に獲得したのは、ドルトムントが関心を示していたU-20フランス代表MFオーレリアン・チュアメニや、昨年のU-20ワールドカップにも出場したU-21フランス代表MFユスフ・フォファナなど若手有望株たちばかり。ちなみに、昨夏と今冬の支出総額は2億ユーロ(約240億円)と、リーグ・アン最高額となった。欧州5大リーグでも、6番目に多い数字だ。
2位 ナポリ(イタリア)

スタニスラフ・ロボトカ [写真]=Getty Images
支出額:6550万ユーロ(約79億円)
セリエA11位のナポリは今冬、スロバキア代表MFスタニスラフ・ロボトカやドイツ代表MFディエゴ・デンメといった実力者を獲得し、6550万ユーロ(約79億円)を支出。直近10回の冬の移籍市場では、最も多くのお金を費やした。5シーズン連続のCL出場権獲得に向けて大型補強を行い、後半戦の戦いに挑む。
1位 ヘルタ・ベルリン(ドイツ)

クリシュトフ・ピョンテク [写真]=Getty Images
支出額:7800万ユーロ(約94億円)
今冬、欧州5大リーグで最も移籍金を支払ったクラブはヘルタ・ベルリンだった。今冬の移籍金ランキングトップ10に複数選手が名を連ねたのは、彼らだけ。ポーランド代表FWクリシュトフ・ピョンテクの獲得には2700万ユーロ(約32億円)、U-21フランス代表MFリュカ・トゥザールの獲得には2500万ユーロ(約30億円)を費やした。後者の加入は来季からだが、彼らの他にも、U-23ブラジル代表FWマテウス・クーニャやアルゼンチン代表MFサンティアゴ・アスカシバルといった有望株の引き抜きに成功。今冬だけで100億円近い出費となった。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia