FIGCは上位4チームによる優勝プレーオフを計画している [写真]=Getty Images
イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長が、今後のリーグ運営についてコメントした。10日、イタリアメディア『Football Italia』が伝えた。
イタリア政府は9日、被害が拡大する新型コロナウイルスへの対策措置としてセリエAを含む全てのスポーツイベントを少なくとも4月3日まで中止すると発表した。発表を受け、グラヴィナ会長は次のようにコメント。今後の見通しが立たない中で残りのリーグ戦を消化することは難しいことを認め、特例でプレーオフによって優勝チームを決める可能性があることを明かした。
「私たちはシーズンが予定通り終わることを望んでいる。なぜなら4月3日から再開されることになれば、延期分の試合を消化するための期間が必要になるからだ」
「私はスポーツ競争の観点を尊重するために、プレーオフとプレーアウトの案について発表することを考えている。上位4チームによるプレーオフで優勝を決めることと下位4チームによるプレーアウトで降格チームを決めることを含むものだ。その後、FIGCがUEFA(欧州サッカー連盟)に来季のチャンピオンズリーグに参加するチームを示すことになる」
現在の順位表に従う場合、優勝プレーオフはユヴェントス、ラツィオ、インテル、アタランタの4チームで、降格プレーアウトはジェノア、レッチェ、SPAL、ブレシアの4チームでそれぞれ争われることになる。
また、『Football Italia』によると、今季は優勝チーム不在でシーズンを終える案や、各クラブの消化試合数が揃っていない現在の順位表のままシーズン終了とする案も検討されているようだ。
By サッカーキング編集部
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