セリエAで名を上げてバルセロナに乗り込んだ選手たち [写真]=Getty Images
バルセロナは29日、ユヴェントスに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチを獲得したことを発表した。同日にはブラジル代表MFアルトゥールのユヴェントス移籍を発表しており、実質的にはMF同士のトレードとなった。
現在30歳のピアニッチにとって、リーガ・エスパニョーラは初挑戦。今季終了まではユヴェントスでプレーし、来季からバルセロナの一員として新たな戦いに臨む。
では過去にセリエAのクラブからバルセロナ入りした例としては、どんな選手たちが挙げられるだろうか。今回は21世紀以降を対象にし、7名の選手を紹介する。
※カッコ内は(国籍/ポジション/現在の年齢)
▼ケヴィン・プリンス・ボアテング(ガーナ/FW/33歳)
移籍元:サッスオーロ
バルセロナでのリーグ戦成績:3試合出場0ゴール
ピアニッチの前にイタリアからバルセロナへとやってきたのがボアテング。昨年1月にサッスオーロからのレンタルで、バルセロナの一員となった。ただリーグ戦で出場したのは3試合のみと目立った活躍はできず。買い取りオプションは行使されることなく、半年でサッスオーロへと帰還した。現在はフィオレンティーナからのレンタルで、ベシクタシュに在籍している。
▼アレクシス・サンチェス(チリ/FW/31歳)
移籍元:ウディネーゼ
バルセロナでのリーグ戦成績:88試合出場39ゴール
A・サンチェスは2011年夏、22歳の時にウディネーゼからバルセロナへ移籍。リーガ・エスパニョーラでも持ち前の得点力を発揮し、加入1年目からチーム2位の12ゴールを挙げた。その後も主力として活躍を続け、2012-13シーズンにはリーガ・エスパニョーラ制覇に貢献。通算88試合出場で39ゴールをマークし、2014年にアーセナルへと旅立った。
▼ズラタン・イブラヒモヴィッチ(スウェーデン/FW/38歳)
移籍元:インテル
バルセロナでのリーグ戦成績:29試合出場16ゴール
インテルに在籍していた2008-09シーズンに初のセリエA得点王に輝くと、同シーズン終了後にバルセロナへ移籍。推定移籍金4000万ユーロに加えて、サミュエル・エトーがインテルに加わるという大型トレードだった。しかし、当時指揮を執っていたジョゼップ・グアルディオラ監督とは全く噛み合わず。リーガ・エスパニョーラでは29試合16ゴールを挙げて、優勝に貢献したものの、2010年夏にミランへとレンタル移籍。翌年には完全移籍を果たし、バルセロナでのプレーは1年で幕を閉じた。
▼マクスウェル(ブラジル/DF/38歳)
移籍元:インテル
バルセロナでのリーグ戦成績:57試合出場0ゴール
イブラヒモヴィッチと共にインテルからバルセロナへと加わったのがマクスウェルだ。主に左サイドバックを務め、リーガ・エスパニョーラ2連覇やチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験した。2012年1月にパリ・サンジェルマンへと移籍し、2017年に現役引退。アヤックス、インテル、バルセロナ、パリ・サンジェルマンの4クラブで共演したイブラヒモヴィッチとは親友だという。
▼ジャンルカ・ザンブロッタ(イタリア/DF/43歳)
移籍元:ユヴェントス
バルセロナでのリーグ戦成績:58試合出場3ゴール
2006年に発覚した“カルチョ・スキャンダル”によってユヴェントスのセリエB降格が決まったため、移籍を決断。同年のドイツW杯で優勝した後、バルセロナのユニフォームに袖を通した。新天地では右サイドバックのレギュラーとして活躍し、通算58試合に出場。ただ“バルサスタイル”に適応したとは言い難く、2008年夏にミランへと移籍した。
▼リリアン・テュラム(フランス/DF/48歳)
移籍元:ユヴェントス
バルセロナでのリーグ戦成績:41試合出場0ゴール
フランス代表として活躍したテュラムも、“カルチョ・スキャンダル”を受けて2006年にユヴェントスからバルセロナに加入。当時すでに34歳と全盛期は過ぎていたことから、主に守備陣のバックアッパーを担った。2008年夏にパリ・サンジェルマンへの移籍が見込まれていたものの、心臓の問題が発覚したことで直前に破談。引退を決断し、バルセロナが現役最後のクラブとなった。
▼デメトリオ・アルベルティーニ(イタリア/MF/48歳)
移籍元:アタランタ
バルセロナでのリーグ戦成績:5試合出場0ゴール
5度のセリエA優勝を果たすなど、ミランのレジェンドとして知られるアルベルティーニ。33歳だった2004-05シーズンの冬にアタランタからバルセロナに加入した。当時バルセロナを率いていたのは、ミラン時代のチームメイトであるフランク・ライカールト。気心知れた盟友のもと5試合に出場してリーガ・エスパニョーラ制覇を味わい、シーズン終了後に現役生活に別れを告げた。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia