背番号「8」着用の“許可取り”？　ミラン加入間近のトナーリ、ナポリのガットゥーゾ監督に電話か

　ミランへの加入が目前に迫っているブレシア所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリが、かつて“ロッソネロ（ミランの愛称）”でプレーした現ナポリ指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督に電話をかけたようだ。8日に、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

　現在20歳のトナーリは、ブレシアのユースチーム出身。2017年8月26日にセリエBのアヴェッリーノ戦でプロデビューを果たすと、その後も順調に成長を遂げていった。これまでに、ブレシアでは公式戦89試合に出場し6ゴール16アシストを記録。ブレシアでキャリアをスタートさせた点や、中盤の底でタクトを振るうプレースタイル、長髪であることなどから、かつてミランとイタリア代表で一時代を築いた現ユヴェントス指揮官のアンドレア・ピルロ監督と比較する者も少なくない。

　トナーリをめぐっては熾烈な獲得競争が繰り広げられていたが、どうやら獲得レースを制したのはミランのようだ。8月30日には、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』ら主要なイタリアメディアが一斉にトナーリのミラン内定を伝えているが、同紙によると、トナーリはガットゥーゾ監督に電話をかけた模様だ。トナーリは、ミランで背番号「8」を背負うことがほぼ決まっているようで、現役時代にミランで背番号「8」を愛用していたガットゥーゾ監督に「8番のユニフォームを着てもいいか」と、着用の“許可取り”を行ったという。

　トナーリの律儀な行動について、同紙は「ナポリの指揮官も喜んでいることだろう」と見解を述べている。