バルザーリ氏、古巣で活躍を見せるデ・リフトに期待「全てを兼ね備えている」

　現役時代にユヴェントスやイタリア代表のDFとして活躍したアンドレア・バルザーリ氏が、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトについて語った。2日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

　2019年にユヴェントスで現役を引退したバルザーリは、自身と入れ替わるようにしてアヤックスから加入したデ・リフトについて言及。加入から2シーズン連続で公式戦30試合以上の出場を果たしている21歳の同選手に、バルザーリは「世界最高」の選手になるための素質を感じているようだ。自身の過去を踏まえながら、以下のように語った。

「彼はそのための全てを兼ね備えている。素晴らしいメンタルから、何もかもね。彼には数え切れないほどの可能性があり、絶対的なトッププレイヤーになるための全てを持っているんだ。しかし、彼には成長するための時間が必要であることも間違いない」

「私は彼の年齢のとき、セリエC（3部相当）でプレーしていた。ただ、彼はすでにユヴェントスとオランダ代表でプレーしている。そしていくら冷静な選手でも、ユヴェントスが投資した7500万ユーロ（約97億円）をはじめとする、多くのプレッシャーに苦しまないわけにはいかないだろう。あれだけの活躍を見せるのは素晴らしいことだね」

　EURO2020でも3試合に出場を果たしたデ・リフト。2021－22シーズンは王座奪還を目指すユヴェントスでどのような活躍を見せるのか、注目が集まっている。