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ウクライナに残るシャフタールのイタリア人監督が現状報告「昨夜は爆発の音で目が覚めた」

2022.02.24

シャフタール指揮官がコメント [写真]=Getty Images

 ウクライナ・プレミアリーグの開催中止を受けてシャフタールロベルト・デ・ゼルビ監督がコメントした。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

ロシアがウクライナに対し軍事侵攻を行ったことから、ウクライナでは戒厳令が発され、ウクライナ・プレミアリーグも24日に公式サイトを通じ試合開催を中止すると発表していた。

 同メディアによるとパレルモやサッスオーロなどを指揮し2021年からシャフタールを指揮しているイタリア人指揮官のデ・ゼルビ監督やブラジル人選手らは現在ウクライナに滞在しており、キエフのホテルで過ごしているという。

 デ・ゼルビ監督らは昨夜の時点では試合が開催されると考えていたため、試合に向けウクライナに残っており、現在は大使館と連絡を取り合い脱出の方法を模索している模様。民間機の発着は見送られており、渋滞から自動車での移動も難しいようだ。

 同監督は『スポーツイタリア』で「部屋の中にいる。今日は良い日とは言えないね。連盟から中断の連絡を受けるまで待っていたらこうなってしまったんだ」とコメント。続けて「私は動かなかった。私はスポーツをするためにここにいるんだ。ファンに背を向けることはできなかった。ここには13人のブラジル人選手と私のスタッフたちがいる。帰国することもできたが、私たちは(連絡を)待つことを優先した。昨夜は爆発の音で目が覚めたよ」と現状を報告した。

 また、デ・ゼルビ監督は「我々はヒーローではないが仕事には責任がともなう。土曜に試合が予定されていたので逃げるわけにはいかなかった。私たちに“帰ってきなさい”とメールをくれた愛する人たちに説明するのは難しいことだ。今は政府と大使館の助けを待っている。私は(現状に)楽観的だ。あの時に戻っても同じ選択をすると思う」と語っている。

By サッカーキング編集部

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