ナポリ、キム・ミンジェ獲得が目前に…既に現地入り、3年＋2年契約を締結へ

　ナポリがフェネルバフチェの韓国代表DFキム・ミンジェを獲得することが決定的となった。『スカイ・イタリア』など複数のメディアが26日に一斉に報じている。

　今オフ、ナポリはセネガル代表DFカリドゥ・クリバリのチェルシー移籍が決定した。長年ナポリの最終ラインを支えてきた同選手の後釜として、アジア屈指のセンターバックの獲得に漕ぎ着けたようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ナポリが契約解除金の1950万ユーロ（約27億円）満額を支払うことで合意に達したという。レンヌも同選手の獲得を目指していたものの、ナポリが争奪戦を制する形となった模様だ。

　既にキム・ミンジェはナポリ入りしており、現地時間26日にメディカルチェックを受けているようだ。同メディアによると、ナポリはキム・ミンジェと2025年夏までの3年契約を締結する見込み。契約には2年間の延長オプションも付随しているという。また、契約解除金は4500万ユーロ（約62億円）に設定されることが伝えられた。

　現在25歳のキム・ミンジェは身長190センチのセンターバックで、リヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクになぞらえ、「韓国のファン・ダイク」という異名でも呼ばれている。全北現代ではKリーグ1連覇を経験しており、2021年夏に北京国安からフェネルバフチェへと完全移籍。2021－22シーズンはスュペル・リグで30試合出場1ゴールを記録しただけでなく、ヨーロッパリーグ（EL）6試合、ヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）2試合にも出場していた。

　“韓国のファン・ダイク”は自身初挑戦となるセリエAでどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。ナポリ加入の公式発表は秒読み段階に入っている。