ナポリ退団のメルテンス、ファンに惜別のメッセージ「みんなには感謝しかない」

　今夏にナポリを退団したベルギー代表FWドリース・メルテンスが、ファンに惜別のメッセージを送った。3日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がコメントを伝えている。

　現在35歳のメルテンスは、ユトレヒト（オランダ）やPSV（オランダ）でのプレーを経て、2013年夏にナポリに加入。同クラブで公式戦397試合に出場し、148ゴール90アシストを記録。クラブの史上最多得点者として2度のコッパ・イタリア制覇などに大きく貢献した。

　今年6月30日でナポリとの契約が満了となったメルテンス。契約満了後もクラブとの話し合いを行ったものの、同選手の要求した条件とナポリが提示した条件には大きな開きが見られ、結局契約更新には至らず。今夏にナポリを退団することが決定した。

　9年間を過ごしたナポリを去ることとなったメルテンスは、自身の公式Twitterに一本の動画を投稿。ファンに別れを告げるとともに、これまでのサポートへの感謝を口にした。

「親愛なるナポリのみんなへ。この日がいずれ来ることはわかっていたけど、みんなに別れを告げることがこれほど難しいとは思わなかった。この街は僕を迎え入れ、愛し、支えてくれた。記録や勝利は歴史に残るだろうが、ナポリの人々のことはいつまでも僕の心に残るだろう。僕の息子がこの地で生まれたこともとても嬉しく思っている」

「9年間、ナポリは僕の家だった。この街は僕の一部になった。湾岸にある僕の家は残すことに決めたよ。みんなには感謝しかない。こんな去り方は望んでいなかったけど、これは僕にとって別れではなく、少しの間のさよならだ。ナポリ、どれだけ楽しかったことか」

　なお、現在は無所属となっているメルテンスには、ラツィオやインテル、ガラタサライなどからの関心が伝えられている。