ミラン、MFトナーリとの契約延長に向け交渉開始か…現行契約は2026年6月末まで

　ミランが同クラブ所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリとの契約延長に向けた交渉を開始したようだ。23日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　報道によると、ミランはトナーリのこれまでの活躍とクラブへの貢献を高く評価しており、他クラブへの流出を防ぐべく、さらなる契約延長を熱望しているとのこと。現地時間23日火曜日にクラブ幹部とトナーリの代理人との最初の会談が実施され、契約延長に向けた交渉が本格的にスタートしたようだ。

　ミランとトナーリとの現行契約の期限は2026年6月末までとなっているが、クラブ側はこの期間を2027年6月末まで1年間延長することを希望しているという。また、同選手の給与などの条件面の改善についても検討しているようだ。

　移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、トナーリ本人もミランとの契約延長に前向きで、今後数週間以内に新契約が締結される可能性が高いという。なお、一部で噂されていたアーセナルなどプレミアリーグクラブへの今夏の移籍については、トナーリ本人がその選択肢について全く検討していないことから、実現の可能性は限りなく低いとされている。

　現在22歳のトナーリは、2020年9月にブレシアから買い取りオプション付きのレンタル移籍でミランに加入。加入初年度から公式戦37試合に出場すると、昨年夏にミランが買い取りオプションの行使を発表し、完全移籍を果たした。迎えた2021－22シーズン、チームの主軸に定着したトナーリは公式戦45試合に出場し5得点を記録。クラブの11年ぶりとなるセリエA制覇に大きく貢献した。