100ゴール&100アシストを達成している選手たち [写真]=Getty Images
先日、フランスのリーグ・アンで偉大な記録が誕生した。マルセイユに所属する元フランス代表MFディミトリ・パイェ(35歳)がリーグ・アンで通算100ゴールを決めたのだ…。
一体、これの何が凄いのか? もちろん100ゴールは素晴らしい数字だが、1932年から続くフランスのプロリーグにおいて決して珍しい話ではない。同リーグの歴代最多得点者は、イタリアで生まれてアルゼンチンで育ち、1970~80年代にモナコなどで活躍したデリオ・オニス。449試合に出場し、パイェのおよそ3倍となる「299ゴール」を叩き出したのだ。
リーグ・アンで100ゴールを超えている選手はまだまだいる。フランス代表のエースであるFWキリアン・エンバペ(23歳)は、これまで同リーグで193試合に出場して143ゴール。パイェが476試合でようやく100ゴールに達したのに比べると、フランスの若き大エースは恐ろしいほどの得点力を見せていることになる。
今季から古巣リヨンに戻った元フランス代表のアレクサンドル・ラカゼット(31歳)も、これまでリーグ・アンでは214試合で106ゴールを叩き出しているのだ。リーグ・アンの歴史において、これまで100ゴール以上を決めている選手は90名を超えるという。しかし、それでもパイェが10月8日のアジャクシオ戦で決めた「100ゴール目」は特別な記念のゴールだった。なぜなら彼は、アシスト数も「100」を超えているのである。実は、リーグ・アンでゴール数とアシスト数の“公式記録”が両方とも「100」に到達した選手はパイェしかいないのだ!
無論、リーグ・アンの90年の歴史を振り返れば、恐らく他にも「100ゴール&100アシスト」を達成した選手はいたのだろう。しかし、リーグ・アンでアシストが公式記録として集計されるようになったのは2007-08シーズンのこと。そのため同リーグで公式記録として100アシストを超えているのは、そもそもパイェだけなのだ。
パイェは、2005年にナントでデビューを果たすと、それ以降はイングランドのウェストハムでの18カ月間を除き、ずっとリーグ・アンで活躍を続けてきた。そして、これまで同リーグで通算476試合に出場して100ゴール・112アシスト。公式記録としてリーグ・アンで史上初の「100ゴール&100アシスト」を達成したのだ。
もちろん他のリーグにも「100ゴール&100アシスト」を達成した選手はいる。それでは、そんな偉大な記録を持つ選手たちを紹介しよう。
[写真]=Getty Images
■リオネル・メッシ(ラ・リーガ:474ゴール&192アシスト)
この手の記録でアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(35歳)がリストから漏れることはない。現在パイェと同じくリーグ・アンで活躍しているメッシだが、バルセロナ時代には恐ろしい数字を残している。メッシは2004年からパリ・サンジェルマンに移籍する2021年まで、ラ・リーガで520試合に出場して歴代最多の474ゴール。さらに192アシストのおまけ付き。最多ゴール数ばかりに目が行きがちだが、アシストも歴代1位の記録なのだ。こうして数字を並べると、改めてメッシの偉大さが伝わってくる。
レアル・マドリードで活躍するFWカリム・ベンゼマ(34歳)も「100ゴール&100アシスト」を達成している一人だ。ラ・リーガの数字はデータサイトによって若干の差異はあるものの、週末のエル・クラシコでもネットを揺らしたベンゼマは、これまで421試合に出場して223ゴール・103アシストの数字を残している。
■フランチェスコ・トッティ(セリエA:250ゴール&139アシスト)
リーグ・アンの公式記録と同じで、過去のアシスト数に関しては正確な集計データがないリーグが多い。そのため“公式記録”として認められるかは不明だが、“ローマの王子様”ことフランチェスコ・トッティも「100ゴール&100アシスト」を達成しているはずだ。
ローマ一筋で25シーズンもセリエAでプレーしたトッティは、同リーグで通算619試合に出場して250ゴールをマークした。250点というのは、セリエAの最多記録を持つシルヴィオ・ピオラ(274ゴール)に次いで歴代2位の数字。アシスト数に関しては、データサイトによって様々だが『FBref』などは139アシストとしている。
■トーマス・ミュラー(ブンデスリーガ:139ゴール&155アシスト)
こちらも一つのクラブしか知らない選手、トーマス・ミュラー(33歳)だ。バイエルン一筋で2008年からブンデスリーガの舞台に立ち続けているアタッカーは様々な記録を打ち立ててきた。その1つがゴール記録である。2019年11月に343試合で100アシストを達成した際にはブンデスリーガの最速記録としてギネス世界記録にも登録された。
結局、その2019-20シーズンには、1シーズンで21アシストという驚異的な数字を残し、ケヴィン・デ・ブライネ(現マンチェスター・C)とエミル・フォルスベリ(現ライプツィヒ)が持っていた19アシストのブンデスリーガ記録を更新して見せた。
ミュラーは、現役選手としてチームメイトのGKマヌエル・ノイアーに次ぐブンデスリーガ423試合に出場しており、これまで通算155アシスト。歴代最多アシストだけでなく通算130ゴールで「100ゴール&100アシスト」を達成している。
■プレミアリーグは3名
これまでプレミアリーグで通算100アシストを超えている選手は4名だけだが、そのうちセスク・ファブレガス(111アシスト)を除いた3名が「100ゴール&100アシスト」を達成している。プレミアリーグ歴代2位の632試合に出場したライアン・ギグスは、マンチェスター・U一筋で「109ゴール・162アシスト」を記録した。
ユナイテッド時代のギグスのチームメイトでもあったウェイン・ルーニーは、ユナイテッドとエヴァートンで通算491試合に出場して「208ゴール・103アシスト」。ゴール数はニューカッスルで活躍したFWアラン・シアラー(260ゴール)に次いで歴代2位の記録となっている。
チェルシーの英雄、フランク・ランパードも偉大な記録を持つ。現在エヴァートンで監督を務めるランパードは、現役時代にウェストハム、チェルシー、マンチェスター・Cで活躍し、プレミア通算609試合に出場して「177ゴール・102アシスト」の数字を残した。
果たして、今後はどんな選手が「100ゴール&100アシスト」の偉大な記録を達成するのか。各国リーグのゴールにまつわる数字に注目したい。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia