補強希望も…モウリーニョ監督「我々は1億ユーロでムドリクを獲得できない」

　ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、補強の必要性を認めながら、簡単にはできないと語った。15日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

　セリエA第18節が15日に行われ、ローマはフィオレンティーナと対戦。24分から数的有利となった影響もあり、パウロ・ディバラが2ゴールを挙げ、2－0で勝利を収めた。

　試合後、モウリーニョ監督は『DAZN』で「自分たちの特徴を見せてうまく守り、常に支配できていて、対処しなければならない厳しい状況はなかった。でも、もっと質は見たいし、より多くの選手が足元にボールを欲しがって欲しい」とコメント。これを受け、今冬の移籍市場で補強を望んでいるかと聞かれた同監督だが、その可能性は低いことを明言した。

「誰かが来るとは思っていない。ディレクター（ティアゴ・ピント氏）はとても正直で率直で、普通は監督が聞きたくないようなことをインタビューで言った。監督たちは常に、たくさんのお金があり、A、B、C、Dの候補が購入でき、素晴らしいチームを構築できることを聞きたい。それが夢だ」

「私は事実上無限の資金を持っているようなクラブで働いていた。最近ではそのような特徴を持つクラブも増えてきているが、それは我々には適応しない。我々は全力を尽くし、持っている特徴たちと一緒に仕事をする」

　また、チェルシーがアーセナルとの争奪戦を制し、総額1億ユーロ（約139億円）でシャフタールからウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクを獲得したことにも触れたモウリーニョ監督は「解決策を見つける必要がある。我々はムドリクを1億ユーロで獲得することなどはできないからね！」と皮肉交じりに語った。