2年連続のスーペルコッパ制覇…インテルのインザーギ監督「完璧な試合ができた」

　スーペルコッパ・イタリアーナが18日に行われ、インテルがミランを3－0で下した。試合後、インテルのクラブ公式HPがシモーネ・インザーギ監督のコメントを伝えている。

　昨季のコッパ・イタリアを制したインテルとセリエA王者のミランが、サウジアラビアの首都リヤドで”ミラノ・ダービー”に臨んだ。試合は10分、インテルが細かいパスワークで右サイドを崩すと、イタリア代表MFニコロ・バレッラの折り返しを同代表DFフェデリコ・ディマルコが押し込んで先制する。続く21分にはボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが見事な切り返しでマーカーを置き去りにし、右足でゴールネットを揺らした。後半に入るとアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが右足アウトサイドで狙い澄ました一撃を沈め、勝負は決定的なものとなった。試合はこのままタイムアップ。ユヴェントスを下した昨季に続き、インテルが2年連続の大会覇者に輝いていた。

　インテルを率いるインザーギ監督にとって、ラツィオ時代を含めて4度目のスーペルコッパ制覇に。これはマルチェロ・リッピ氏、ファビオ・カペッロ氏と並んで最多タイの記録だ。試合後には「完璧な試合ができた」とコメント。「選手たちは90分間集中力を切らさず、高いモチベーションを持って1つにまとまり、常にコンパクトな陣形を保って試合を進めてくれた。とても重要なタイトルを勝ち獲り、チャンピオンズリーグのグループ突破に続くもう1つの目標を達成できた。そんな姿を見られるのは嬉しいことだよ」と、選手たちの良いパフォーマンスが優勝に繋がったことへの喜びを語っている。

　さらに、「決勝戦という大舞台でミランを相手にこのような勝利を飾れることは、とても美しいことだ。今夜はお祝いをして、明日からは次の試合のことを考えよう。選手やスタッフを含めたインテルにかかわる全員、何よりもここまで来てくれたファンの皆さんに感謝したい」と周囲への感謝を明かしただけでなく、大舞台、そしてダービーで完璧なパフォーマンスを見せられたことに満足感を示した。

「今夜はダービーで。集中して素晴らしい試合をした選手たちに感謝している。このようなことをやってのけた選手やスタッフを誇りに思うよ。集中してアグレッシブな試合をしただけでなく、走り、的確な判断を下し、押し込み続けることができた。最高のパフォーマンスだったよ。今後もこのような試合を続けていきたい」

　今季初タイトルを獲得したインテルは、この後イタリアに戻り、23日にセリエA第19節のエンポリ戦に臨む。