先勝許したナポリ…指揮官は逆転でのCL4強進出へ自信「結果を覆す可能性は常にある」

　ナポリを率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、チャンピオンズリーグ（CL）準々決勝セカンドレグに向けた意気込みを語った。17日、欧州サッカー連盟（UEFA）の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

　クラブ史上初のCLベスト8進出を果たしたナポリは、準々決勝でミランと激突。現地時間12日に敵地で行われたファーストレグでは、序盤から主導権を握り幾度となくチャンスを作ったものの、GKマイク・メニャンを中心としてミランの堅守を崩しきれず。逆に40分にカウンターからイスマエル・ベナセルに決勝ゴールを許し、0－1の黒星を喫した

　逆転でのベスト4進出に向けて、勝利が絶対条件となるナポリ。スパレッティ監督は「ファーストレグのピッチ上で何が起こったのか。我々は細部に渡る分析に取り組んでいる。修正すべき点は常にあるからね」とコメントしつつ、「ミランはエンジンとテクニックを兼ね備えたチームだ。GKのメニャンは守備におけるプレーメーカーでもある」と対戦相手を警戒。その上で逆転突破に向けた意気込みを次のように示した。

「細部に注意を払わなければならない。それこそが、我々が彼ら（ミラン）よりも優位に立つために必要なことだ。我々には経験がある。CLで多くの試合を戦い、チームとしての成熟度と個性を示してきた。結果を覆す可能性は常にある。そのために必要なこと全てを、チームが実行できると期待しているよ。我々はいつも通りの方法で、持てる力を全て発揮することを考えなくてはならない。このレベルのフットボール、そして競争は、我々の選手たちが努力して創り上げてきたものに対する報酬であり、街とチームへの愛情に対する報酬でもある。我々は全てを出し切らなければならない」

　“イタリア勢”対決を制し、ベスト4に駒を進めるのはどちらのチームになるのだろうか。注目の一戦は日本時間の19日午前4時にキックオフを迎える。