チェルシー、インテルGKオナナと個人条件で合意？　クラブ間交渉は隔たりか

　チェルシーが、インテルに所属する元カメルーン代表GKアンドレ・オナナに関心を示しているようだ。11日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

　チェルシーではスペイン代表GKケパ・アリサバラガと、セネガル代表GKエドゥアール・メンディの両選手の去就が不透明となっていることから、新指揮官に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督は新たなGKの獲得を望んでいることが伝えられている。

　ミランに所属するフランス代表GKマイク・メニャンや、リーズに所属するフランス人GKイラン・メリエなどにも関心を示していることが報じられているチェルシーだが、10日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）決勝のパフォーマンスを受けて、オナナへの関心を強めているようだ。

　報道によると、オナナの獲得を目指し、チェルシーは数週間以内にインテルとの会談を予定しているという。なお、イタリアメディア『TUTTOmercatoWEB』によると、チェルシーはすでにオナナと個人的条件で大筋合意に至った一方で、インテル側がすでに最初の4000万ユーロ（約60億円）のオファーを拒否したことも伝えられている。

　また、イギリス紙『テレグラフ』では、インテルが6000万ユーロ（約90億円）の移籍金を要求していることから、現状のチェルシーの提示額は大幅に足りていないとしている一方で、期限付き移籍中のベルギー代表FWロメル・ルカクや、インテルが関心を示しているイングランド代表MFルベン・ロフタス・チークなどを交渉材料に加える可能性があるようだ。

　なお、イタリアの報道ではオナナ自身はプレミアリーグでのプレーを希望していると報じられていることから、予定されている両クラブの会談で大きく進展する可能性もある模様で、今後の動向には注目が集まっている。