去就に注目が集まるルカク [写真]=Getty Images
ベルギー代表FWロメル・ルカクにサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)移籍の可能性が浮上しているようだ。13日、イギリス紙『ガーディアン』や同『イブニング・スタンダード』などが伝えている。
現在30歳のルカクは、2021年8月にチェルシー史上最高額となる移籍金1億1500万ユーロ(当時レートで約149億円)でインテルから完全移籍。2021-22シーズンは公式戦44試合の出場で15ゴール2アシストを記録したものの、パフォーマンスに対する批判が集まり、トーマス・トゥヘル元監督の下で絶対的なレギュラーとしては起用されなかった。
すると、ルカクはわずか1年で古巣への復帰を希望。クラブもその要望に応じ、昨年7月から2022-23シーズン終了までの1年間の期限付き移籍でインテルに復帰した。今シーズンは負傷の影響もあり離脱している期間も長かったが、終盤に活躍を見せて最終的には公式戦37試合出場で14ゴール7アシストを記録。今夏に期限付き移籍期間の満了を迎えることから去就には注目が集まっている。
チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ新監督はルカクを指導することに意欲を示しているものの、同クラブとしては年俸約1100万ポンド(約19億円)と最高給レベルの同選手にオファーが届けば聞き入れる方針だと見られている。一方、ルカク自身はインテル残留を望んでおり、同クラブもとどめる意向を示しているが、財政問題の影響で完全移籍は不可能であることから、交渉は難航することが予想されている。
そんななか、報道によると、SPLに所属するアル・ヒラルからルカクに対し、年俸1600〜2000万ポンド(約28〜35億円)のオファーが提示されているという。すでに12日にはアル・ヒラルの関係者と面談を実施した模様で、現時点で大きな進展はないものの、移籍の可能性について話し合ったことが伝えられている。
なお、インテルも今週中にチェルシーと会談する予定であることが報じられているが、果たしてルカクは来シーズンどこでプレーすることになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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