板倉滉にセリエA王者ナポリが関心か!? [写真]=金田慎平
ナポリが、ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉の獲得を検討しているようだ。19日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
2022-23シーズンのセリエAで序盤から首位を独走し、5試合を残して33年ぶり3度目となるスクデット獲得を成し遂げたナポリ。元アルゼンチン代表の故ディエゴ・マラドーナ氏在籍時以来の歓喜に沸いた同クラブだが、センターバック(CB)の主軸を務める韓国代表DFキム・ミンジェに今夏の退団の可能性が浮上。様々なクラブが関心を寄せる中、バイエルンとは既に口頭合意に達しているとも報じられている。
“セリエA王者”はこうした状況を鑑み、キム・ミンジェの後釜探しに着手。報道によると、板倉の名前も以前からリストアップされており、今夏の移籍市場で実際に獲得に乗り出す可能性も浮上しているという。昨年夏にボルシアMGに加入した板倉は、負傷離脱がありながらも公式戦通算25試合に出場。最終ラインで安定感あるプレーを披露し、クラブの年間最優秀選手の候補4名にも選出された。
クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が「アメリカ人、韓国人、もしくは日本人のカンピオーネ(王者)をあちこちで探している」と明言するなど、かねてからアジア人選手の獲得に興味を示しているナポリ。板倉については、対人戦の強さに加え、ビルドアップでの貢献が見込める点が高く評価されているようだ。なお、板倉とボルシアMGとの現行契約は2026年6月末まで。仮にナポリが今夏の獲得に乗り出す場合、ボルシアMG側が移籍金額の設定等で主導権を握ることとなる。
ナポリは先日、リュディ・ガルシア新監督の就任を発表したばかり。新指揮官の下で次なる一歩を踏み出すこととなった“セリエA王者”だが、果たして板倉の獲得に乗り出すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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