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インテルはルカク獲りを諦めず? 新オファーを提示へ…チェルシー合流日は延期か

2023.07.12

ルカクは22-23シーズンにプレーしたインテル残留を望む [写真]=Getty Images

 インテルチェルシーに所属しているベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に向けて、新たなオファーを準備している模様だ。複数のイギリスメディアが報じている。

 ルカクに関しては2021年夏にインテルからの完全移籍でチェルシーへ加入。当時の移籍金は9750万ポンド(約178億円)だった。2021-22シーズンは公式戦44試合のピッチに立って15ゴールを挙げるなど、数字面ではまずまずの結果を残したが、コンディション不良などが原因で周囲を納得させるほどのパフォーマンスは見せられず。シーズン終了後にはレンタル移籍で古巣のインテルに復帰した。2022-23シーズンの前半戦は度重なるハムストリングの負傷に悩まされたものの、シーズン後半にかけて徐々に調子を上げ、最終的には公式戦37試合の出場で14ゴール7アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)での決勝進出やコッパ・イタリア連覇に貢献していた。

 インテル側はルカクの完全移籍での買い取りを希望しているものの、チェルシー側は移籍金4000万ポンド(約72億円)を要求。最初のオファーは金額に大きな開きがあったため、チェルシー側が首を横に振っていた。直近ではユヴェントスがセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの譲渡と移籍金の支払いで“逆オファー”を出したことも報じられている。

 去就が不透明となっている中、ルカクは保有元のチェルシーで新シーズンに向けたスタートを切ることに。だが、イギリスメディア『テレグラフ』によると、合流予定日となっていた12日のトレーニングに姿を見せなかったという。合流予定日はアメリカツアーに出発する17日に延期されたようだ。新シーズンの構想にルカクを含めていないチェルシー、そしてインテル残留を望むルカクの双方が合流予定日までにインテルとの交渉がまとまることを願っていると伝えられた。

 なお、『BBC』によるとインテル側もルカク獲得に向けて2度目のオファーを準備しているという。元カメルーン代表GKアンドレ・オナナのマンチェスター・U行きが成立間近と見られており、売却資金がルカクの獲得を後押しすると報じた。『テレグラフ』によると、インテルの準備している移籍金は3500万ポンド(約63億円)ほどの見込みだ。依然としてチェルシーの要求額とは差があるものの、ルカクを巡る交渉はどのような結末を迎えるだろうか。

By サッカーキング編集部

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