マンU、20歳の大型FWホイルンドと個人合意か…アタランタとは金銭面で隔たり？

　マンチェスター・Uが、アタランタ所属のデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドへの関心を強めているようだ。18日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

　昨年夏に発足したエリック・テン・ハフ体制のもと、チャンピオンズリーグ（CL）復帰を果たし、カラバオカップ制覇で久々のタイトルを獲得したマンチェスター・U。さらなる躍進を期す新シーズンに向けて、クラブは今夏の移籍市場でのストライカーの獲得を熱望。ここまでナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやフランクフルト所属のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニなど、様々な選手の名前が獲得候補に挙がっている。

　弱冠20歳のホイルンドも、関心が報じられている選手の1人。身長191cmの大型FWは昨年夏にアタランタに加入すると、程なくしてセンターフォワード（CF）の主力に定着。昨シーズンは公式戦通算32試合に出場し10ゴール4アシストを記録した。また、昨年9月にデビューを飾ったデンマーク代表では、ここまで国際Aマッチ通算6試合に出場し6ゴールをマークしている。

　マンチェスター・Uは今月に入り、金銭＋既存戦力の譲渡という内容のオファーを提示したものの、この入札はアタランタに拒否されたことが報じられていた。しかし、獲得を諦めないマンチェスター・Uは、その後も選手側との交渉を継続。今回の報道によると、既にホイルンド本人とは個人的な条件で暫定的な合意に達したようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、個人的な条件が合意に達していることを強調した上で、選手本人がマンチェスター・Uへの移籍を望んでいると伝えている。また、ホイルンドはアタランタにも今夏の退団希望を既に伝達しているようだ。

　現在はクラブ間での交渉が続いており、近日中にマンチェスター・Uが正式な入札を行う可能性が高まっているという。しかしながら、金額面では依然として隔たりがある模様。アタランタは7000万ユーロ（約109億円）＋1000万ユーロ（約15億円）の追加料金を希望しているものの、マンチェスター・Uは値下げ交渉を継続する構えを見せているようだ。

　既にチェルシーからイングランド代表MFメイソン・マウントを獲得し、インテル所属の元カメルーン代表GKアンドレ・オナナとの契約締結も決定的となっているマンチェスター・U。かねてから補強を熱望していた最前線に、ホイルンドを迎え入れることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。