ローマでは守備の柱として活躍を続けたイバニェス [写真]=Anadolu Agency via Getty Images
サウジアラビアのアル・アハリ・サウジは10日、ローマよりブラジル代表DFロジェール・イバニェスが完全移籍にて加入することを発表した。
クラブの発表によると、イバニェスは2026年6月30日までの4年契約を締結したという。移籍金は公表されていないものの、『スカイ・イタリア』によると2850万ユーロ(約45億円)ほどとのこと。ボーナスや連帯貢献金などすべての条件を含めた総額は3300万ユーロ(約52億円)までのぼる見込みだ。
イバニェスは1998年11月23日生まれの現在24歳。母国でキャリアをスタートさせた後は複数のクラブを渡り歩き、2019年1月に冬の移籍市場でフルミネンセからアタランタへ完全移籍した。欧州上陸直後はベンチを温める時間が続いたものの、2020年1月にローマにレンタル移籍加入すると主力に定着。2020-21シーズンにはセリエAで30試合のピッチに立った。完全移籍を果たした後、2021-22シーズンはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)制覇を経験し、翌シーズンもヨーロッパリーグで決勝進出に貢献。ローマでは計3シーズン半プレーし、公式戦通算149試合に出場してゴールを挙げた。
また、2022年9月にはブラジル代表デビューも飾った。FIFAワールドカップカタール2022でのメンバー入りは果たせなかったものの、今年3月と6月のインターナショナルマッチウィークでは招集を受けている。
2022-23シーズン、アル・アハリ・サウジは2部を戦っており、シーズンを首位で終えて1年での1部復帰が決定。まもなく開幕する2023-24シーズンはサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)に身を置くことが決まっている。今夏の移籍マーケットではリヴァプールを退団したブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、チェルシーからセネガル代表エドゥアール・メンディ、マンチェスター・Cからアルジェリア代表FWリヤド・マフレズ、ニューカッスルからフランス人FWアラン・サン・マクシマン、バルセロナからコートジボワール代表MFフランク・ケシエを完全移籍で獲得。クラブにとって、イバニェスはヨーロッパから加入する6人目の選手となった。
By サッカーキング編集部
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