ナポリとの関係悪化が囁かれているオシムヘン [写真]=Getty Images
ナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに、1月の移籍の退団の可能性が浮上しているようだ。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』やイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在24歳のオシムヘンは2020年9月にリールからナポリに完全移籍加入。以降はセンターフォワード(CF)の主軸として活躍を続け、ここまで公式戦通算108試合の出場で63ゴール15アシストを記録している。在籍3年目の昨シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、ナポリの33年ぶり3度目のスクデット獲得に大きく貢献した。
今夏の移籍市場で複数クラブからの関心が報じられながらも、ナポリ残留に至ったオシムヘン。今シーズンもここまで公式戦7試合の出場で4ゴールを挙げるなど、“絶対的エース”として存在感を放っている。しかしながら、先日ナポリの公式TikTokアカウントに、PKを失敗した同選手を嘲笑するかのような動画が投稿され、代理人を務めるロベルト・カレンダ氏がこれを問題視。すでに動画は削除されているものの、同氏は法的措置も辞さない構えを見せている。
報道によると、こうした一連の事態により、ナポリとオシムヘンとの契約延長交渉は中断しているとのこと。両者の関係は悪化しており、早ければ来年1月の冬の移籍市場で退団する可能性も浮上しているようだ。同選手に対しては、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)の後釜を探すレアル・マドリードや得点力に課題を抱えているチェルシー、さらにはサウジアラビアのクラブが関心を寄せているという。1月の移籍市場では、複数クラブによる争奪戦が勃発する可能性もあるようだ。
今夏の移籍市場でもその去就に大きな注目が集まったオシムヘン。ナポリとの関係がこのまま修復されなければ、1月に新天地を求めることになるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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