ジェノア戦で急遽GKを務めたジルー [写真]=Getty Images
ミランのクラブ公式サイトや公式店舗にて、特別なGKユニフォームの販売がスタートしたようだ。8日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現地時間7日に行われたセリエA第7節でミランはジェノアと対戦。87分にアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチがネットを揺らすと、この虎の子の1点を最後まで守り抜き、1－0でリーグ戦4連勝を飾った。
この試合で注目を集めたのが、最終盤に“急造GK”を務めたフランス代表FWオリヴィエ・ジルーだ。ミランの1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、守護神のフランス代表GKマイク・メニャンがボックス外で相手選手を倒してしまい、VAR介入の結果、1発レッドカードで退場処分に。交代枠を使い切っていたミランは控えGKを投入することができず、66分からピッチに立っていたジルーがゴールマウスを守ることとなった。
迎えた90＋14分、ジェノアはDFラインの背後を取ったゲオルゲ・プスカシュがボックス内で決定機を迎えるも、果敢な飛び出しを見せたジルーが捨て身のブロックを敢行し、こぼれ球もしっかりとキャッチ。本職GK顔負けのビッグプレーでピンチを凌ぎ、チームの完封勝利に大きく貢献した。同選手はファン投票によるジェノア戦のマン・オブ・ザ・マッチにも選出されている。
“急造GK”ジルーの活躍を高く評価し、ミランは特別な試みを実施。なんとクラブ公式サイト上のジルーの登録ポジションをFWからGKへと変更したのだ。さらに背番号「9」にジルーの名前が入った特別なGKユニフォームの販売も開始した模様。ジルーのGKユニフォームは数日間の限定販売となり、クラブ公式サイト上や公式店舗にて購入することができるようだ。
なお、当の本人は試合後のインタビューで「ラインにとどまるよりも行った方がいいと思った。GKのような動きはできないけど、その時はそのように感じたんだ。かなり腕は痛かったけど、大丈夫だよ」などと自身のセーブを振り返っている。
By サッカーキング編集部
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