去就に注目が集まる鎌田大地 [写真]=Getty Images
ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地の去就は依然として不透明なようだ。18日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在27歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ加入。途中ベルギーへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021-22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022-23シーズン限りで同クラブを退団。昨年夏からはセリエAの強豪ラツィオでプレーしている。
マウリツィオ・サッリ前監督の下では序列が低かったものの、先月中旬のイゴール・トゥドール監督就任後は出番を増やしており、ここまで公式戦通算32試合の出場で1ゴール1アシストをマーク。しかし、現行契約が6月末で満了となることから、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。
今回の報道によると、鎌田の現行契約には特別な更新条項が付随している模様。選手本人が5月末までに100ユーロ(約1万6000円)を支払えば、契約期間が2027年6月末まで延長され、現在と同程度の年俸を受け取ることが可能なようだ。なお、この条項が発動されなかった場合、鎌田は今シーズン終了後にフリートランスファーでラツィオを退団することになるという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、鎌田は契約更新条項を発動するか否かを今後数週間以内に決断する見込みとのこと。なお、ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)は同選手の去就に関し、「トゥドール監督の下で彼は居場所を見つけた。彼はローマで1年間を過ごし、残留するか否かを決断できる契約を求めた。彼は条項を発動できるが、クラブ側にできることはほとんど何もない」と発言している。
一方で、18日のドイツ紙『ビルト』は、鎌田の新天地候補としてプレミアリーグが浮上していると指摘。かつてフランクフルトで指導を受けたオリヴァー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレスが、獲得に動く可能性も否定はできないと報じている。ラツィオ残留か、他クラブへの移籍か。鎌田の決断に大きな注目が集まる。
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By サッカーキング編集部
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