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ナポリ、FWオシムヘンへの要求額を引き下げ? チェルシーからはルカク獲得を狙う

2024.07.05

去就に注目が集まっているオシムヘンとルカク [写真]=Getty Images

 ナポリはナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの要求額の引き下げる用意があることをチェルシーに伝えているようだ。4日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 現在25歳のオシムヘンは、2020年9月にナポリのクラブ史上最高額となる移籍金7500万ユーロ(約130億円)でリールから加入。2022-23シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、ナポリを33年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。2023-24シーズンは公式戦32試合出場で17ゴール4アシストを記録した。

 そんなオシムヘンは昨年12月にナポリとの契約を1年延長して2026年6月30日までとなる新契約を締結したが、この時に1億3000万ユーロ(約226億円)の契約解除条項が設定され、すでに今夏の退団は既定路線と見られており、今夏に就任したアントニオ・コンテ新監督もこれを認めている。

 このことから、移籍先には注目が集まっているが、チェルシーやパリ・サンジェルマン(PSG)、アーセナル、サウジアラビアのクラブなどから関心が寄せられているものの、契約解除金が高すぎるため、交渉は進展していないことが明らかになっている。

 この状況を受け、ナポリは要求額の引き下げに応じることを検討しているようだ。1億ユーロ(約174億円)を下回ることは決してないと見られているが、契約解除金よりも低い金額で取引に応じる姿勢をチェルシーに示していることが伝えられている。

 それでも、ストライカーの獲得を狙っているチェルシーとしては巨額な移籍金を支払うつもりはないため、さらなる引き下げがない限り、オシムヘンを獲得することはないことも報じられており、今後の動向には注目が集まっている。

 なお、ナポリはオシムヘンが退団した場合の代役として、昨季はチェルシーからローマへとレンタル移籍をしていたベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に興味を示しており、同選手自身もコンテ監督との再会を希望していることが伝えられている。しかし、チェルシーが今夏のレンタル移籍を認めておらず、完全移籍での売却のみを望んでおり、その契約解除条項は3700万ポンド(約76億円)ほどに設定されていることが問題になっている。

 ナポリとしてはこの金額は高すぎることから、値引きを狙っており、なんとしても今夏に売却したいチェルシーなら2000〜2500万ユーロ(約35〜43億円)程度の移籍金で取引に応じる可能性を同紙は指摘している。だが、すべてはオシムヘンが売却した場合となるため、先にこの問題を解決する必要があるようだが、果たしてオシムヘンやルカクは来シーズンどこでプレーすることになるのだろうか。

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By サッカーキング編集部

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