コモを率いるセスク監督 [写真]=Getty Images
現地時間24日のセリエA第5節でコモはアタランタと対戦し、3-2で勝利を収めた。
アタランタの本拠地『アトレティ・アズーリ・ディターリア』に乗り込んだコモは18分に先制を許すも、後半開始早々にガブリエウ・ストレフェッツァが同点ゴールを挙げ、8分後にはオウンゴールで逆転に成功。さらにそのわずか4分後にはアリュー・ファデラがネットを揺らすと、その後の反撃をPKによる一点のみに抑え、敵地で貴重な勝ち点「3」を獲得した。
昨シーズンのセリエBを2位で終え、21年ぶりにセリエAの舞台に戻ってきたコモ。開幕から2分2敗と未勝利が続いていたが、ヨーロッパリーグ(EL)王者アタランタに競り勝ち、待望の初白星を手にした。データサイト『Opta』によると、コモがセリエAで勝利したのは、2003年5月24日のトリノ戦以来、実に21年4カ月ぶりのことだったという。
かつてアーセナルやバルセロナ、チェルシー、スペイン代表などで活躍し、現在はコモのトップチームを率いるセスク・ファブレガス監督は、試合後にイタリアメディア『スカイスポーツ』を通じて次のようなコメントを残している。
「良い試合だった。多くのプレーを作り出し、相手チームは困難な状況に陥っていた。ヨーロッパで最高のチームの一つを倒すために準備してきたんだ。ここに来て、あのようなパフォーマンスを見せることができれば嬉しいし、大きな自信になるよ。全てに満足しているし、もっと結果が出ても良いと感じている。戦術やテクニックだけでなく、選手たちには人格面も要求していた。努力しても結果が出なかったので、彼らには申し訳ないと思っていた。簡単ではなかったが、チームは個性を発揮したし、それが重要なことだ」
5試合目にして初白星を手にしたコモは、週末に控える第6節でヴェローナと対戦する。セスク監督は「6、7人の選手は3週間前に到着したばかりだし、我々は未だスタート地点に立っている。すぐに全てを実行するのは難しいが、正しい方法で取り組んでいるし、目標にも近づいている。最終的には結果が教えてくれるだろう。重要なのは仕事とメンタリティーの構築だ」と強調した。
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By サッカーキング編集部
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