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激闘となった“イタリア・ダービー”は4-4で終了! インテルとユヴェントスが打ち合いを披露

2024.10.28

激闘となった“イタリア・ダービー” [写真]=Getty Images

 セリエA第9節が27日に行われ、インテルユヴェントスが対戦した。

 セリエAを牽引してきた2クラブによる“イタリア・ダービー”の幕が開ける。昨季の王者である2位インテルは、ここまで5勝2分1敗を記録。現在は公式戦5連勝を達成しており、好調を保ちながらホームで“ビアンコネロ”を迎え撃つ。対するは、ここまで4勝4分の3位につけるユヴェントス。22日のチャンピオンズリーグ(CL)シュトゥットガルト戦ではチアゴ・モッタ監督体制での初黒星を喫し、やや不安が残るなかで今節を迎えている。

 試合は、15分にインテルがスコアを動かす。バンジャマン・パヴァールがスルーパスから右サイドを抜けだし、折り返したボールにマルクス・テュラムが反応。クリアを試みたダニーロの蹴り足が接触し、インテルがPKを獲得する。キッカーを務めたピオトル・ジエリンスキが真ん中に決め切り、ホームチームが先制に成功した。

 先行を許したユヴェントスだったが、20分にすぐさまスコアを振り出しに戻す。ポゼッションで相手を押し込みつつ、右サイドから中央で待つフアン・カバルに展開。ボックス内へと柔らかいボールが送られると、飛び出したウェストン・マッケニーがドゥシャン・ヴラホヴィッチに横パスを供給。ダイレクトで押し込み同点弾をマークした。

 さらに26分、中盤でボールを奪ったユヴェントスが素早く繋いでカウンターへと移行。ヴラホヴィッチがアンドレア・カンビアーゾに繋ぎ、右サイドで待つフランシスコ・コンセイソンに展開する。細かいタッチでドリブルし、ボックス内へ侵入しながらマーカーを縦突破。グラウンダーの折り返しをティモシー・ウェアが詰めてユヴェントスが逆転した。

 一方のインテルも、35分にポゼッションでユヴェントスを押し込みながらボールを支配。ショートパスを繋いで相手のブロックを崩しにかかり、前を向いたヘンリク・ムヒタリアンがペナルティエリア手前のM・テュラムに縦パスを差し込む。ポストプレーからワンタッチでリターンを受け左足でシュート。グラウンダーのボールはゴールに吸い込まれ。インテルが再び試合を振り出しに戻した。

 直後の37分には、T・ウェアのクリアボールがゴール前のデンゼル・ダンフリースに流れる。対応したピエール・カルルがカットを狙うが、ダンフリースとの接触がファウルと判断されたことでインテルがPKを奪取する。再度キッカーを務めたジエリンスキがゴール左下に沈め、インテルユヴェントスからリードを奪い直した。

 打ち合いとなった“イタリア・ダービー”は、後半立ち上がりの53分にもスコアが動く。インテルが左サイドでコーナーキックを得ると、ジエリンスキが右足でインスイングのクロスを供給。一度は相手にクリアされたものの、セカンドボールを回収したダンフリースが右足でシュートを放つ。ファーサイドに流したボールがネットを揺らし、インテルが大きな追加点をマークした。

 苦しい展開となったユヴェントスも、71分に自陣右サイドのスローインから華麗なパスワークを披露。テンポ良く繋いでインテルのプレスを打開し、マッケニーが左サイドでフリーとなっていたケナン・ユルディズに横パスを出す。ドリブルで前進しながらボックス内まで運ぶと、左足でDFの股下を狙ったシュートをお見舞い。ユヴェントスの10番がネットを揺らしてチームの士気を蘇らせる。

 途中出場ながらアグレッシブに得点を目指し続けるユルディズだったが、82分についにこの日2点目を記録。中央でボールを引き出したフアン・カバルがアンドレア・カンビアーゾにパスを送り、流れるようにボックス右のコンセイソンへとボールが渡る。タイミングを外しながら左足でクロスを入れると、相手選手のクリアが大外で待つユルディズの下へ。ワントラップからシュートを放ち、GKの手を弾きながら値千金の同点弾を奪取した。

 結局、そのまま試合は4-4で終了。激闘となった一戦はドローで終わった。次節は30日に行われ、インテルはアウェイでエンポリと対戦。ユヴェントスはホームでパルマ・カルチョと対戦する。

【スコア】
インテル 4-4 ユヴェントス

【得点者】
1-0 15分 ピオトル・ジエリンスキ(PK/インテル
1-1 20分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス
1-2 26分 ティモシー・ウェア(ユヴェントス
2-2 35分 ヘンリク・ムヒタリアン(インテル
3-2 37分 ピオトル・ジエリンスキ(PK/インテル
4-2 53分 デンゼル・ダンフリース(インテル
4-3 71分 ケナン・ユルディズ(ユヴェントス
4-4 82分 ケナン・ユルディズ(ユヴェントス

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