ユヴェントスのヴェネツィアのゲームはドロー [写真]=Getty Images
セリエA第16節が14日に行われ、ユヴェントスとヴェネツィアが対戦した。
前節終了時点で、ユヴェントスはセリエAにおける無敗をキープしているものの、6勝9分とドローの数が多く、現在6位に甘んじている。首位を走るアタランタとの勝ち点差は「7」まで開いており、勝ち点を積み重ねるペースを増やしたいなか、今節は最下位に沈むヴェネツィアをホームに迎える。公式戦4試合連続ドローが続いていたなか、11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節ではマンチェスター・シティを2-0で撃破しており、今季3度目の公式戦連勝を狙う。
試合は序盤からユヴェントスがボールを保持し、敵陣へ押し込む時間を作る。そんななか、ホームチームは19分にセットプレーで先制に成功。左コーナーキックを獲得すると、トゥーン・コープマイネルスが左足でアウトスイングのボールを蹴り込む。ニアサイドに飛び込んだケフラン・テュラムが頭で逸らすと、最後はフェデリコ・ガッティが右サイドで押し込み、ユヴェントスが先手を取った。
その後もユヴェントスが主導権を握ったものの、ヴェネツィアも29分にはゴールを脅かす。ペナルティエリア手前中央でクリアボールの跳ね返りに反応したマグヌス・アンデルセンがミドルシュート。しかし、ここはクロスバーに嫌われた。
ユヴェントスの1点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの49分には、1点目と同じ形からチャンスを構築。コープマイネルスの蹴ったアウトスイングのボールをテュラムが逸らし、最後はケナン・ユルディズが押し込む。追加点を奪ったかに思われたが、ハンドが確認されて得点は認められない。
後半に入っても試合の様相は変わらず、ユヴェントスのペースで時計の針が進む。54分にはボックス左の位置でパスを受けたユルディズが自ら右足を振り抜くも、シュートはGKの正面。ゴールへ迫りながらも追加点を奪えずにいると、ヴェネツィアもこのまま黙ってはいなかった。
61分、ヴェネツィアは右サイドから攻撃へ転じると、細かいタッチのドリブルでガエターノ・オリスターニオがカットイン。スルーパスを受けたアンデルセンが再び外側へ散らすと、フランチェスコ・ザンパーノがクロスボールを送り、最後はファーサイドへ走り込んだミカエル・エギル・エラートソンがヘディングシュートを沈め、試合を振り出しに戻した。
ホームで嫌な展開を強いられたユヴェントスは、ドゥシャン・ヴラホヴィッチが中心になりながら、途中出場のフランシスコ・コンセイソンやドウグラス・ルイスも絡んでゴールへ迫るが、勝ち越し弾は奪えない。試合はこのまま終盤に突入したが、83分にはヴェネツィアが敵陣左サイドでフリーキックを獲得。ハンズ・ニコルッシ・カヴィーリャが右足でインスイングのボールを蹴り込むと、このボールをジェイ・イツェスが体に当てて押し込み、ヴェネツィアが逆転に成功した。
この後、ユヴェントスはマヌエル・ロカテッリ、そして負傷明けのニコラス・ゴンサレスを投入し、猛攻へ出る。後半アディショナルタイムに入っても攻撃的な姿勢を貫くと、90+3分には絶好のチャンスが到来。F・コンセイソンの放ったシュートのこぼれ球が、アントニオ・カンデラのハンドを誘い、PKが与えられる。このPKをヴラホヴィッチがゴール左下に沈め、最後の最後で試合を振り出しに戻した。
試合はこのままタイムアップ。この結果、ユヴェントスは土壇場で今季初黒星を回避。ただし、セリエAでは4戦連続のドローとなり、足踏みが続いている。一方、最下位のヴェネツィアは目前にして勝利を逃したが、敵地から貴重な1ポイントを持ち帰ることに成功した。
この後、ユヴェントスは17日にコッパ・イタリアのラウンド16でカリアリとのホームゲームが控えており、22日には次節のセリエAでモンツァの本拠地に乗り込む。一方で、ヴェネツィアは22日にカリアリをホームに迎える。
【得点者】
1-0 19分 フェデリコ・ガッティ(ユヴェントス)
1-1 61分 ミカエル・エギル・エラートソン(ヴェネツィア)
1-2 83分 ジェイ・イツェス(ヴェネツィア)
2-2 90+5分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(PK/ユヴェントス)
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By サッカーキング編集部
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