指揮官からの痛烈批判に反論したルックマン [写真]=Getty Images
アタランタに所属するナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンが、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の痛烈批判に声明を発表した。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・セカンドレグが18日に行われ、アタランタはクラブ・ブルッヘと対戦。ファーストレグを1-2で先勝を許して迎えたホームでの一戦だったが、前半のうちに3失点を喫すると、46分にはルックマンが1点を返したものの、61分にはルックマンがPKを防がれてしまう場面もあり、1-3で敗れ、2試合合計2-5で敗退となった。
物議を醸しているのは試合後、ガスペリーニ監督が「ルックマンがPKを蹴るべきではなかった。彼は私が見た中で最悪のPKキッカーの1人だ。彼はトレーニング中でさえ、正直言ってひどい記録を残していて、PKをほとんど決めていない。(マテオ・)レテギと(シャルル・)デ・ケテラーレがそこにいたのに、得点を決めた後の興奮のあまり、ルックマンがボールを奪った。あれは私が全く評価できない行為だった」と痛烈にルックマンを批判した。
こうしたコメントを受け、ルックマンは19日に自身の公式Xを更新。「このような日にこの声明を書かなければならないことは悲しいことだ。何よりも、チームとして、そして街としても、私たちが一緒に成し遂げてきたことを考えるとね」と綴りながら、次のように続けた。
「僕がこのような特別扱いを受けたことは傷ついただけではなく、非常に失礼だと感じている。特にこのクラブとベルガモの素晴らしいファンたちの成功のために、僕は毎日多大な努力と献身を捧げてきたからね」
「実のところ、僕はここにいる間、多くの困難な瞬間を経験してきた。そのほとんどはチームを常に守り、最優先にしなければならないと考えているため、これまで一度も話してこなかった。そのため、昨夜の出来事はさらに辛いものになっている」
「僕たちの素晴らしいファンたちと共に、僕たちもチームとして昨夜の結果には心を痛めている。試合中に指定されていたPKキッカーが僕にPKを蹴るように指示し、チームをサポートするために、僕は責任を持ってそのPKを蹴った。人生とは挑戦であり、痛みを力に変えることでもある。僕はこれからもそうし続ける」
これにより、ルックマンはPKキッカーに指定されていたレテギからPKを蹴るように言われていたことを主張しており、ガスペリーニ監督のボールを奪った発言と矛盾することに。さらに、イギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』などによると、ルックマンはこれまでキャリアで5本PKを蹴っていたが、2020年のフルアム在籍時に外したのを除いて、アタランタ加入後は4本中4本を成功させており、同監督の痛烈な批判は奇妙なものであると伝えられている。
なお、ナイジェリア代表チームの公式Xは「アデ、私たちは君の味方だ」とルックマンを応援する投稿をしている。
今季はここまで公式戦28試合に出場して15ゴール7アシストを記録しているルックマンは、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、昨夏から今季終了後の移籍を計画していることが伝えられており、ガスペリーニ監督との問題を受けてさらに移籍の可能性が高まることにもなりそうで、今後の動向には注目が集まっている。
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By サッカーキング編集部
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