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ピッチに動物が乱入するヘラクレス、専門家を雇って捕獲作戦?

2014.12.03

11月9日のPSV戦の試合中にピッチに乱入するテン [写真]=Getty Images

 オランダのエールディヴィジに属するヘラクレス・アルメロは、試合中スタジアムにムナジロテンが乱入するため、捕獲に専門家を雇ったと、大手メディア『フォックススポーツ』のオランダ版が2日に報じた。

 イタチの仲間のムナジロテンが最初に出現したのは、ヘラクレスの本拠地であるポルマン・スタディオンで11月9日に行われたリーグ第12節のPSV戦だった。さらに、11月23日にホームで行われたリーグ第13節のADOデン・ハーグ戦でも出現。ホームで行われた直近の2試合で現れており、ヘラクレスが専門家を雇って捕獲作戦に動いた模様だ。

 この作戦を託されたのはテンの専門家であるハン・ブリンク・ケイト氏で、テンがスタジアム内部に巣を作っていると主張。オランダ紙『TC Tubantia』のインタビューで、4日にスタジアムの視察を行うと明かしており、さらに「映像を見れば、テンは見るからにパニックで、どこかに逃げようとしているんだ。普通なら隠れているんだけどね」と語り、試合日の歓声などでパニックを起こしピッチに乱入したと説明している。

 テンは鋭い牙を持ち人の指を噛み切る力をもっており、噛まれた場合には感染症などのリスクもあるという。テンを30年研究しているブリンク・ケイト氏は、オランダ紙『テレグラフ』に対して「テンが死ぬため、トラップに掛けたり毒を仕掛けるのは禁止されている。だが私はテンを探し、追跡するための秘密のテクニックを持っているよ」とコメントし捕獲作戦を見据えている。

 オランダ東部のアルメロを本拠地とするヘラクレスは、現在FC東京平山相太が以前所属していた。

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