C・ロナウド(左)のレアル、クライフ(右)擁したアヤックス超えなるか [写真]=VI-Images via Getty Images
FIFAクラブ・ワールドカップで決勝に駒を進めたレアル・マドリード。16日に行われた準決勝では、北中米カリブ海王者クルス・アスルに4-0で快勝。決勝への切符を手にしただけでなく、公式戦連勝記録を21に伸ばした。
ギネス・レコードに登録されている連勝記録は、ブラジルのクリチーバが2011年に達成した、全大会を通しての公式戦21連勝がある。しかし同記録は、同一シーズンの間に達成されたものではない。
同一シーズン中にリーグ戦とカップ戦、欧州チャンピオンズカップ(現・チャンピオンズリーグ)において、今シーズンのレアル・マドリードよりも連勝を伸ばしたクラブが、オランダのアヤックスだ。1971-1972シーズン、同クラブは公式戦26連勝を記録。当時のアヤックスには、元オランダ代表MFヨハン・クライフ氏、同MFヨハン・ニースケンス氏ら、1974年の西ドイツ・ワールドカップで旋風を巻き起こした選手たちが揃っていた。
なお、26連勝中にアヤックスはエール・ディヴィジで19勝、欧州チャンピオンズカップで4勝、オランダカップで3勝を挙げ、1971年10月3日から1972年3月29日まで全ての試合で勝ち続けた。同シーズン、アヤックスはリーグ戦とオランダカップ、そして欧州チャンピオンズカップの三冠を達成している。
また、アヤックスと同じく公式戦26連勝を果たしているのが、ドイツのドレスデン。1942-1943シーズンにリーグ戦で23勝、ドイツ・カップで3勝を挙げて達成した。
現在、公式戦21連勝中のレアル・マドリード。記録をどこまで伸ばせるのか。そして、シーズン終了時に一体いくつのタイトルを手にしているのだろうか。