先制点を挙げたデ・フライ [写真]=VI Images via Getty Images
国際親善試合が31日に行われ、オランダ代表とスペイン代表が対戦した。
2010年に行われた南アフリカ・ワールドカップの決勝で対戦した両チーム。その試合では延長戦の末、スペインが1-0で勝利し世界一の栄誉に輝いたが、2014年のブラジル・ワールドカップ、グループリーグで対戦した時には、オランダが5-1の勝利でスペインを大会から追い出している。
試合はオランダが先手をとる。13分、コーナーキックの流れで前線に残っていたステファン・デ・フライが、左からのクロスボールに頭で合わせ、先制に成功した。
先制点の勢いに乗ってオランダが畳み掛ける展開になり、16分に追加点を奪う。エリア内でパスを受けたデイヴィ・クラーセンが放ったシュートは、守護神ダビド・デ・ヘアが好セーブを見せるも、こぼれ球は再びクラーセンの下へ。これを豪快に叩き込み、リードを2点に広げた。
前半は決定的なシーンを作れなかったスペインだが、2-0で迎えた後半は一転して攻勢に出た。61分にジェラール・ピケが低い弾道のフリーキックを放つも、ケネト・フェルメールがセーブしている。
70分にはダビド・シルバがネットを揺らすも、直前のプレーでハンドの判定。その後、86分にビトーロ、88分にはシルバに、それぞれ決定機が訪れるも、スペインはこれを決めきれず、オランダがこのまま2-0で終了している。