バルサ移籍を報じられたオランダ代表GKシレッセン [写真]=Getty Images
バルセロナが、アヤックスに所属するオランダ代表GKヤスパー・シレセンの獲得に近づいているようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』やイギリス紙『デイリーメール』など複数メディアが18日に報じている。
バルセロナはチリ代表GKクラウディオ・ブラボのマンチェスター・C移籍決定が目前に迫っていると伝えられ、交渉はすでに成立しているとの報道もある。同選手の代役となるGK補強に乗り出しているバルセロナは、バレンシアのブラジル代表GKジエゴ・アウヴェスにも関心を示していたが、現在はシレセンの獲得を優先して考えているようだ。
『ムンド・デポルティーボ』によると、シレセンの移籍は合意に迫っており、同選手がアヤックスのチームメイトに退団を伝え始めている模様。また『デイリーメール』は、シレセンの移籍金を1000万ポンド(約13億7000万円)と報じている。
シレセンは1989年生まれの27歳。NECの下部組織出身で、2008年にプロ契約を結んだ。2010年にトップチームデビューを果たすと、翌2011年夏にアヤックスへ移籍。2013年にオランダ代表として初出場を記録し、2014年のブラジル・ワールドカップではレギュラーとしてプレーした。
オランダ代表の守護神としても活躍しているシレセンだが、PKが得意ではないことで知られている。ブラジル・ワールドカップでは、準々決勝のコスタリカ代表でPK戦に突入する直前に交代を命じられ、話題となった。プロ入り後、一度もPKストップに成功したことがない状態が続いていたが、昨年11月13日に行われたウェールズ代表との国際親善試合でMFジョー・アレン(ストーク)のキックをセーブ。通算28本目にして初めてPKストップを果たしたと報じられていた。
なお、バルセロナが獲得に動いていたと見られるD・アウヴェスはPKストップを得意とする守護神。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、両選手のキックを初めて止めたGKとしても知られている。
PKストップに関しては対照的な2選手が獲得候補に挙がったが、バルセロナはシレセンの獲得に迫っていると見られる。同クラブは20日にリーガ・エスパニョーラ第1節でベティスと対戦。ブラボは同試合でプレーすることが有力視されており、同選手の放出やシレセンの加入発表は週明け以降となる見込みだ。
By サッカーキング編集部
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