2006年〜2009年までアヤックスでプレーしていたフンテラール [写真]=Getty Images
アヤックスは6月1日、オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールの加入をクラブ公式サイトで発表した。
7年間過ごしたシャルケに別れを告げたフンテラールが、8年半ぶりの古巣復帰を果たした。契約は2018年6月30日までの1年間。シャルケとは今シーズン限りで契約満了のため、フリー移籍での母国凱旋となった。
同選手はクラブ公式サイトを通じて、「アヤックスが僕の心のクラブであることはみんなが知っていることだ。だから、復帰できてとても嬉しいよ。アヤックスは今シーズンほぼ60試合をこなしたから、ストライカー1人では足りない。だから僕は間違いなく試合に出場しプレーする時間もあるだろう。とても好調だし、すでに6月末に始まる準備期間を楽しみにしている」とコメント。「アヤックスでは国内カップ戦を制したが、リーグ優勝はない。目標はシーズンの終わりにチームメイトと優勝トロフィーを掲げることだ」とリーグ制覇に意気込んだ。
今シーズンのアヤックスは若手が躍動した。センターフォワードは、昇格1年目のデンマーク代表FWカスパー・ドルベルグが19歳にしてポジションを確立。公式戦48試合に出場し、23ゴールを記録した。その他、20歳のコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスや17歳のオランダ代表DFマタイス・デ・リフトなど若手が活躍しており、ヨーロッパリーグ決勝では最年少記録となる平均年齢22歳282日のスタメンだった。
そんな新星たちが揃うチームに“経験”が加わる。スポーツ・ディレクターのマルク・オーフェルマルス氏は「クラブを知り、経験のあるフンテラールの動向を追っていた」と説明。続けて「カスパー・ドルベルグが我々のファーストストライカーだ。だが、フンテラールがピッチ内外で重要な役割を担うことは間違いない」と経験豊富なストライカーに期待を寄せた。
現在33歳のフンテラールはPSVなどを経て、2005-06シーズン途中の冬にヘーレンフェーンからアヤックスに加入。同シーズンと2007-08シーズンに33得点を挙げてエールディヴィジ得点王に2度輝き、在籍3シーズンでカップ戦連覇にも貢献した。2009年1月にはレアル・マドリードに加入したが、半年でミランへと移籍し、2010年にシャルケへと活躍の場を移した。シャルケ加入初年度にはDFBポカール決勝で2ゴール1アシストをマークし、タイトル獲得に貢献。翌2011-12シーズンはブンデスリーガで29ゴールを挙げ、得点王にも輝いた。
By サッカーキング編集部
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