現役を引退したファン・デル・ファールト [写真]=FrontZoneSport via Getty Images
元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトが、現役を引退した。オランダメディア『De Teregraaf』が4日付で同選手のコメントを伝えている。
同メディアによると、ファン・デル・ファールトは今シーズン限りで現役を退くことを以前から決めていたが、現在所属するエスビャウfB(デンマーク)で最近トレーニング中に負傷したことから、このタイミングでの現役引退を決断したようだ。ファン・デル・ファールトは同メディアに対し、次のように語っている。
「今、引退せざるを得ない。僕はリハビリをするためではなく、フットボールをプレーするためにここにいるんだ。楽しさは違うし、それを僕は求めている。僕はフットボールのおじいちゃんになりたかったけど、残念ながらその通りにはならなかった。今この瞬間、僕はフットボールをプレーすることを許されたあらゆる年に感謝することしかできないよ。アレナ、フォルクスパルクシュタディオン、ホワイト・ハート・レーン、ベルナベウ、そこにいた全ての選手やスタッフ、ファンに対して、温かい感情を抱いている。素晴らしい時間だった」
「クラブやオランダ代表で、また個人的にも、賞を勝ち取ったり優勝したりした。全ての年で、僕は美しいスタジアムで本当にたくさんの偉大な選手たちとともに、あるいは対戦相手として、フットボールをプレーすることができた。子供の頃はそんなこと夢にも思わなかったよ」
ファン・デル・ファールトは現在35歳。10歳でアヤックスの下部組織に加入し、1999-00シーズンに17歳でトップチームデビューを飾った。2004-05シーズンまで同クラブでプレーし、翌シーズンからはハンブルガーSVに移籍。3シーズン在籍した後、レアル・マドリードで2シーズンプレーした。2010-11シーズンからはトッテナムに所属し、プレミアリーグにおいて2シーズン連続で二桁得点を記録している。その後はハンブルガーSV、ベティス、ミッティラン(デンマーク)でプレーし、今年8月にエスビャウfBへ加入していた。オランダ代表としては通算109試合に出場し、25得点を記録。2010 FIFAワールドカップ 南アフリカでは同代表の準優勝に貢献した。
By サッカーキング編集部
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