デン・ボス戦で人種差別の標的となったFWアフマッド・メンデス・モレイラ(右)[写真]=Getty Images
今週末のオランダの1部と2部リーグで、人種差別行為への抗議としてボイコットが行われる。エールディヴィジ(1部)の公式サイトが21日に伝えた。
ボイコットは、23〜24日に行われるエールディヴィジ第14節と、22日に行われるエールステ・ディヴィジ(2部)第16節の計19試合で実施される予定。選手たちは、キックオフ後1分間、プレーをしないという。その1分は前半アディショナルタイムに加えられる。なお、フィテッセに加入したMF本田圭佑がデビューを飾る可能性がある24日のスパルタ・ロッテルダム戦も含まれる。
オランダでは、エクセルシオールに所属するオランダ人FWアフマッド・メンデス・モレイラが17日に行われた2部第15節のデン・ボス戦で、相手サポーターによる人種差別の被害に遭った。主審の判断により選手たちはロッカールームに引き上げて試合は中断。再開後には同選手が一時勝ち越しとなるゴールを決めて、人種差別行為に力強く対抗していた。
この事件を発端に、リーグ主導のもと、クラブやオランダサッカー協会(KNVB)、選手協会などが手を組み、今回のボイコットが決まったという。
19日には、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがEURO2020予選のエストニア戦で、先制点を決めた後にMFフレンキー・デ・ヨングとともに肌の色が違う腕を並べて中継カメラにアピール。反人種差別のゴールパフォーマンスを行って話題となっていた。
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— OnsOranje (@OnsOranje) November 19, 2019
By サッカーキング編集部
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