今夏にアヤックスからチェルシーへ移籍するツィエク [写真]=Getty Images
アヤックスに所属するモロッコ代表MFハキム・ツィエクが、今季のエールディヴィジが打ち切られたことについてコメントした。24日、オランダ誌『Voetbal International』が伝えた。
オランダサッカー協会(KNVB)は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、エールディヴィジ(1部)とエールステ・ディヴィジ(2部)の2019-20シーズン打ち切りを発表。今季の優勝クラブは決めず、中断前の時点で首位のアヤックスには、来季のチャンピオンズリーグ予選プレーオフからの出場権が与えられた。
今季終了後にチェルシーへの移籍が決まっているツィエクは、アヤックスの一員としてこれ以上プレーすることがないままシーズン終了を迎えることになってしまった。クラブの公式チャンネルに出演した同選手は現在の心境について、「タイトルを与えられなかったことはつらいよ。シャール(トロフィー)をもらえなければ、王者になったような気分がしないんだ。僕は今季でクラブを去るから良い最後を迎えたかった。今はファンとの別れがどのようなものになるか、何もわからない。(ふくらはぎの)ケガで何試合かを欠場することになってしまったのも、今日のことを考えると残念だ」と語り、3シーズンを過ごしたアヤックスを良い形で去れなかったことに落胆していることを明かした。
一方、同選手はチェルシーへの移籍にも言及し、「トレーナーとは連絡を取っているけど、イングランドで何が起こるのかもまた不透明だ。今も変わらず(挑戦を)楽しみにしているよ」と、ステップアップへの期待感を示した。
現在27歳のツィエクはヘーレンフェーンやトゥウェンテを経て、2016年夏にアヤックスへと完全移籍。同クラブでは公式戦通算165試合に出場して48得点82アシストを記録し、昨季の国内2冠やチャンピオンズリーグ準決勝進出などに貢献した。チェルシーへは4000万ユーロ(約46億円)の移籍金で完全移籍し、同クラブとは2025年6月末までの5年契約を結ぶ予定だ。
By サッカーキング編集部
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