アヤックスから離れることが決定したオーフェルマルス氏 [写真]=Getty Images
アヤックスは6日、スポーツディレクター(SD)を務める元オランダ代表のマルク・オーフェルマルス氏が同クラブから離れることを発表した。
現役時代にアーセナルやバルセロナなどで活躍したオーフェルマルス氏は、現役引退後の2012年から古巣アヤックスで現職に就任。昨年12月8日には2026年6月30日まで契約を延長することが発表されていた。
しかし、今回の発表によると、オーフェルマルス氏は長期間にわたって複数の同僚の女性に対して不適切なメッセージを送っていたことが発覚。これを受け、監査役会と最高経営責任者(CEO)を務めるエドウィン・ファン・デル・サール氏らが話し合った結果、同氏はすぐにクラブから離れることが決まったという。
オーフェルマルス氏はクラブ公式サイトで「恥ずかしく思っている。先週、自分の行動に関する報告を受けた。そして、それがどのように周りに伝わったのか。残念ながら、私はこのことについて一線を越えているとは気づいていなかったが、ここ数日でそれが明らかになり、いきなり大きなプレッシャーを感じることとなった。申し訳ないです」と謝罪のコメントを発表した。
「私のような立場の人間がするような行動ではないことが明らかだ。今になってそれを私も痛感している。でも手遅れだ。アヤックスを離れる以外の選択肢はなかった。これは私のプライベートにも大きく影響を与えるだろう。だから、皆さんには私と家族のことは放っておいてほしい」
また、監査役会のリーン・メイヤード会長はオーフェルマルス氏の事件発覚からクラブを離れることになった経緯について以下のように説明した。
「これはあらゆる関係者にとって劇的な状況だ。このような行動に対処しなければならなかった女性にとっては壊滅的な状況だった。このニュースを聞いた瞬間から私たちはすぐに行動に移し、ファン・デル・サールCEOや外部の専門家と話をして何をするのが最善か慎重に検討した」
「マルクはおそらくアヤックスに所属した最高のSDだった。彼の契約を延長したのには理由があった。しかし、残念ながら彼は一線を越えてしまったので、SDを続けることは選択肢としてなくなった。それは彼も理解していた。誰にとっても痛手だ。これに関係している全員がこれを処理するための平和とプライバシーが与えられることを願っている」
By サッカーキング編集部
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