セビージャでの4シーズン目を迎えるオカンポス [写真]=Getty Images
アルゼンチン代表FWルーカス・オカンポスは、セビージャからアヤックスへの移籍に向けてオランダ入りしたようだ。30日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
2019年にセビージャに加入して以来、3シーズンに渡ってチームの中核としての活躍を見せてきたオカンポス。加入初年度にはヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献したウインガーは、移籍市場のクローズを目前に、セビージャを離れアヤックスに加入することを決断したようだ。
アヤックスは、先日ブラジル代表FWアントニーをマンチェスター・Uに売却。ボーナスを除いても9500万ユーロ(約132億円)という巨額を手にしており、そのブラジル人アタッカーの後釜としてオカンポスに白羽の矢を立てる形となった。報道によると、アヤックスはセビージャに2000万ユーロ(約27億円)の移籍金を支払うことになるという。
一方のセビージャは今夏、レアル・マドリードからスペイン代表MFイスコを獲得。さらにレアル・ソシエダを退団したベルギー代表FWアドナン・ヤヌザイの加入も間近と見られており、28歳のオカンポスを“売り時”と判断したようだ。
セビージャでは多くの同胞ともプレーしていたオカンポス。メディカルチェックと契約のためにオランダへと向かう道中、空港で取材を受けた同選手は、愛するクラブを離れる辛さと、移籍を決断した心境をこのように口にしている。
「僕や家族、クラブにとって正しい判断だった。あれだけ幸せで、あれだけたくさんの友人がいて、あれだけ好きな人たちがいた場所を離れるのは簡単じゃないよ。難しいことだね」
「僕はとても素敵な思い出とともに去ることにした。彼らにも僕にも、文句を言うことなんて何もない。ただただ、僕と家族にとってとても重要だったこの3年間について感謝したいね」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト