LASKで活躍中の中村敬斗 [写真]=Getty Images
PSVがLASKリンツに所属しているFW中村敬斗に関心を示している模様だ。4日にオランダメディア『Voetbal International(VI)』が報じた。
今冬の移籍市場で、PSVはオランダ代表FWコーディ・ガクポをリヴァプールへと売却した。今シーズンここまで行われた公式戦24試合に出場し、13ゴール17アシストを記録していた“エース”の流出はチームにとって大きな痛手だ。PSVは即座に後釜となり得る攻撃的な選手の確保に動いているが、『VI』によると補強の際に“2つの選択肢”があるという。1つ目の選択肢は即戦力となる選手の獲得で、2つ目の選択肢は将来性を見込んで長期的にクラブを支えられる選手の獲得だ。後者の方針を選んだ場合、候補として中村の名前が挙がっているという。
現在22歳の中村は2018年にガンバ大阪でプロデビューを飾ると、翌年夏には期限付き移籍でトゥウェンテへと加入。2019-20シーズンはエールディヴィジ17試合の出場で4ゴールを挙げた。シント・トロイデン、FCジュニアーズへの期限付き移籍も経験し、2021年夏にはLASKリンツへと完全移籍。2021-22シーズンはオーストリア・ブンデスリーガで22試合出場6ゴールを記録しただけでなく、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)でも5試合のピッチに立って3ゴールを挙げた。今シーズンはオーストリア・ブンデスリーガ第16節終了時点で15試合に出場して8ゴール5アシストを記録。国内カップ戦も含めると、公式戦18試合の出場で11ゴール6アシストと、主力としてチームを支えている。
PSVは中村だけでなく、ディナモ・キーウに所属しているウクライナ代表FWヴィクトル・ツィガンコフ、AZに在籍するスウェーデン代表FWイェスパー・カールション、2020-21シーズンまでPSVに在籍しており現在はドルトムントでプレーするオランダ代表FWドニエル・マレンにも関心を示しているとのこと。中村はLASKリンツとの契約を2025年夏まで残しているものの、500万ユーロ(約7億円)から600万ユーロ(約8億4000万円)ほどで獲得できる見込みだと伝えられた。現時点で具体的な動きはないものの、今後の方針次第では、PSVが中村の獲得に本腰を入れる可能性も低くはないかもしれない。
By サッカーキング編集部
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