エールディヴィジ第29節が各地で行われた [写真]=Getty Images
エールディヴィジ第29節が14日から16日にかけて各地で行われた。
エールディヴィジ第28節終了時点でリーグ戦8連勝を飾り、2位に勝ち点差「8」をつけて首位快走。また、ミッドウィークに行なわれたヨーロッパリーグのローマ戦にも勝利するなど、勢いが止まらないフェイエノールトは今節、カンビュールと対戦した。敵地に乗り込んだフェイエノールトは17分、左サイドでボールを受けたFWイゴール・パイションがゴール前にクロスを供給すると、相手DFがボールの目測を誤ってクリアミスし、その後ろに走り込んでいたFWサンティアゴ・ヒメネスが合わせて、幸先良く先制に成功。51分にはセットプレーの2次攻撃からMFセバスティアン・シマンスキのゴラッソが炸裂してリードを2点差に広げる。その後、オウンゴールでさらに1点を追加したフェイエノールトは、3-0でカンビュールを撃破。6シーズンぶりのリーグ制覇まで“マジック3”となっている。
3連覇に向けてもう取りこぼしが許されない2位アヤックスは、『ヨハン・クライフ・アレナ』にエメンを迎えた。立ち上がりのピンチをGKヘロニモ・ルジが身を挺して防ぐと、22分にコーナーキックからDFエドソン・アルバレスが折り返し、最後はDFホルヘ・サンチェスが先制点を挙げる。さらに37分に、攻撃陣の美しい崩しをFWステーフェン・ベルフワインが完成させて2-0に。その後1失点を喫したものの、79分にはFWドゥシャン・タディッチのゴールで突き放し、このまま3-1でタイムアップ。次節の3位PSVとの直接対決に弾みをつける勝利になった。
日本代表DF菅原由勢が右サイドバックとして先発出場したAZは、敵地でフォルトゥナ・シッタートと激突。リーグ戦3試合未勝利で3位との差が「5」ポイントに開いてしまったAZは、24分にFWイェンス・オドゴールが先制点を挙げると、42分にはDFミロシュ・ケルケズがハーフウェイライン付近からドリブルを開始し、そのままひとりで完結させる。さらに84分、菅原のクロスにFWエヴァンゲロス・パヴリディスが合わせてダメ押しとなる3点目。菅原の1アシストの活躍もあり、AZはリーグ戦4試合ぶりの白星を手にした。
直近のリーグ戦5試合で4勝と好調のスパルタ・ロッテルダムはヘーレンフェーンと対戦。同試合に先発出場したMF斉藤光毅は39分、DFミカ・ピントの先制点をアシストする。さらにその後、MFユネス・ナムリやFWヴィトー・ファン・クローイらのゴールで大量4得点を奪い、ヘーレンフェーンに完勝した。
その他、3位PSVはFWルーク・デ・ヨングのゴールなどで、フォレンダムとの打ち合いを3-2で制した。ユトレヒトは、トゥウェンテを1-0で下したものの、MF前田直輝は3試合連続の招集外となっている。
■エールディヴィジ第29節 全結果
エクセルシオール 2-1 ゴーアヘッド・イーグルス
RKCヴァールヴァイク 2-1 フローニンゲン
スパルタ・ロッテルダム 4-0 ヘーレンフェーン
NECナイメヘン 1-4 フィッテセ
フォレンダム 2-3 PSV
ユトレヒト 1-0 トゥウェンテ
カンビュール 0-3 フェイエノールト
アヤックス 3-1 エメン
フォルトゥナ・シッタート 0-3 AZ
By サッカーキング編集部
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