エールディヴィジ第31節が各地で開催 [写真]=Getty Images
エールディヴィジ第31節が5日から7日にかけて各地で行われた。
エールディヴィジ第30節終了時点で、首位フェイエノールトを勝ち点差「8」で追走する2位PSVは今節、MF斉藤光毅を擁するスパルタ・ロッテルダムと対戦した。序盤からFWルーク・デ・ヨングやFWシャビ・シモンズらのリーグ屈指の攻撃陣が相手ゴールを脅かしていたPSV。するとスコアレスで迎えた74分、敵陣奥深くでボール奪取に成功したMFファビオ・シルヴァが、ゴール前に折り返し、最後はMFアンワル・エル・ガジが押し込んだ。そしてPSVはこの1点を守り切り、リーグ戦5連勝。なお、スパルタ・ロッテルダムの斉藤は先発出場しドリブルでチャンスを演出した一方で、後半終盤には相手GKと1対1の場面が訪れたものの、この絶好機を逃してしまった。
先に行われたPSVが勝ち点3を上積みした為、優勝は次節以降に持ち越しとなったフェイエノールトは、エクセルシオールと激突。リーグ戦10連勝と圧倒的な強さを誇るフェイエノールトは9分、MFイゴール・パイションのピンポイントクロスに、FWサンティアゴ・ヒメネスが合わせて幸先良く先制点を挙げる。さらに75分、MFクインテン・ティンバーの絶妙なスルーパスに抜け出したサンティアゴ・ヒメネスが、冷静に流し込んで追加点。試合はこのまま2-0で終了し、フェイエノールトは次節、勝利すれば2016-17シーズン以来の優勝が決定する。
勝ち点差「2」で迎えた4位AZと3位アヤックスの上位対決。AZの日本代表DF菅原由勢は先発フル出場すると、16分には相手守備陣を切り裂くスルーパスでチャンスを演出した。一方、前節終了時点でリーグ3連覇は風前の灯となったアヤックスも意地を見せる。FWドゥシャン・タディッチのキック精度やFWステーフェン・ベルフワインのドリブル、FWブライアン・ブロビーのポストプレーなどから相手ゴールに迫るものの、1点が遠い。結局、試合は0-0で終了し、痛み分けのドローとなっている。
その他、MF前田直輝がベンチ外となったユトレヒトは、最下位カンビュールを3-0で撃破。また、17位フローニンゲンは6分にFWリカルド・ペピのゴールで先制したものの、その後追いつかれてしまい1-1のドローに。そしてこの結果により、カンビュールとフローニンゲンは、3試合を残して2部降格が決定。フローニンゲンの2部降格は23年ぶりとのことだ。
■エールディヴィジ第30節 全結果
RKCヴァールヴァイク 4-1 フォレンダム
スパルタ・ロッテルダム 0-1 PSV
カンビュール 0-3 ユトレヒト
NECナイメヘン 2-3 ヘーレンフェーン
アヤックス 0-0 AZ
エメン 0-3 トゥウェンテ
ゴーアヘッド・イーグルス 1-1 フローニンゲン
エクセルシオール 0-2 フェイエノールト
フォルトゥナ・シッタート 2-0 フィッテセ
By サッカーキング編集部
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