容体に注目の集まるファン・デル・サール氏 [写真]=Getty Images
アヤックスは11日、脳出血により緊急搬送されたエドウィン・ファン・デル・サール氏の容体を伝えた。
ファン・デル・サール氏は7日に休暇で訪れたクロアチアでの滞在中に脳出血を発症したことが明らかに。アヤックスは同氏が集中治療室(ICU)にて治療を受けていることを明かしつつ、現時点で命に危険が及ぶような状態ではないことも伝えていた。
容体が心配されていたなか、アヤックスのクラブ公式サイトでファン・デル・サール氏の妻であるアンネマリーさんが現在の状況について次のように説明した。
「エドウィンはまだ集中治療室にいますが、容体は安定しています。命の危険にはさらされていません。私たちが見舞いに行くたびに、彼は積極的に話してくれます。彼の状態がどのように進展していくか辛抱強く待つ必要があります」
現在52歳のファン・デル・サール氏は、現役時代にアヤックス、ユヴェントス、フルアム、マンチェスター・Uなどで活躍。公式戦通算312試合に出場したアヤックス時代には、4度のエールディヴィジ制覇だけでなく、1994-95シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)で頂点に立った。マンチェスター・Uでも公式戦通算266試合でゴールマウスを守っており、3連覇を含む4度のプレミアリーグ優勝や2007-08シーズンのCL制覇の原動力に。オランダ代表としても公式戦通算130試合に出場し、2010-11シーズンを最後に現役を引退した。
現役引退後の2012年に古巣アヤックスのフロントに“入閣”し、マーケティングディレクターに就任。その後約1年担当したスポーツディレクターを経て、2016年よりCEO(最高経営責任者)を務めていた。およそ7年間にわたりCEOとしてアヤックスの発展に注力し、今年5月30日には辞任を発表。8月1日まではクラブに残ってその他の経営陣に業務を引き継ぎ、その後アヤックスを離れる予定となっていた。
By サッカーキング編集部
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