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蘭1部、GKのアクシデントで試合中止に…相手との接触で一時意識失う

2023.10.01

目隠しの中で治療が行われた [写真]=Icon Sport via Getty Images

 9月30日に行われたエールディヴィジ第7節のRKCヴァールヴァイクアヤックス戦が、選手のアクシデントにより試合途中で中止となった。同日、オランダメディア『AD』などが報じた。

 アヤックスが3-2のリードで迎えた84分、RKCのGKエティエンヌ・ファーセンが、ドリブルでペナルティエリア内に侵入した相手FWブライアン・ブロビーと接触。ブロビーの足が頭部に直撃したファーセンはそのまま意識を失い、すぐにメディカルスタッフの治療を受けることになった。

 中継カメラと観客にファーセンの様子を見せないように目隠しの布が用意され、その中では心肺蘇生なども行われた模様。ファーセンはピッチ上で約6分間処置を受けた後、担架に運ばれて病院へと搬送された。

 RKCの選手たちの中にはショックで涙を流す者も。両チームと審判団が審議の上、試合はそのまま中止が宣言された。

 RKCのフランク・ファン・モッセルフェルトGM(ゼネラル・マネージャー)は『ESPN』に対し、「幸いにも意識は取り戻したが、もちろん選手たちはみんなショックを受けている。彼(ファーセン)は何が起こったのかまったく覚えていない。私たち全員が見たのは衝撃的な瞬間だった。医療関係者に大きな賛辞を送りたい。今見ると、彼の心臓に異常はなかった。頭に衝撃を受けたために彼は意識を失った」 と、ファーセンの心臓に問題はなかったことを明かした。

 オランダでは2017年夏、当時アヤックスに所属していた元U-19オランダ代表MFアブドゥルハーク・ヌーリ氏が試合中に意識を失い、長きにわたり昏睡状態に陥るアクシデントが発生。以降、オランダでは心肺蘇生に関するプロトコルが厳格化した。

「確信が持てなければ、自動的に心肺蘇生が開始される。彼はかなり長い間、完全に意識を失っていたと聞いている。医療スタッフは彼を安定させ、多くの質問をした。彼は今、検査のために病院へ向かっている」とファン・モッセルフェルトGMは補足した。

By サッカーキング編集部

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