アトレティコからの関心を認めたMFウィーファー [写真]=Getty Images
フェイエノールトに所属するオランダ代表MFマッツ・ウィーファーが、今冬にアトレティコ・マドリードから関心を寄せられていたことを明かした。8日、オランダメディア『AD』が伝えている。
今冬の移籍市場で、中盤の補強に動いていたアトレティコ・マドリード。最終的には、昨年10月に18歳でベルギー代表デビューを飾ったばかりのMFアーサー・フェルメーレンをアントワープから移籍金1800万ユーロ(約29億円)で獲得している。
そんな“ベルギーの新星”に負けず劣らず、アトレティコ・マドリードの関心を惹いていたのがマッツ・ウィーファーだ。2022年夏にフェイエノールトに加入すると、昨年3月にはオランダ代表に初選出。ボール奪取能力や運動量で中盤を制圧する急成長中の24歳は、「結局、クラブ次第で、そこがうまくいかなかった。(アトレティコと)話し合いたかったけど、合意がなければそれは不可能」と吐露。一方で、「ここで本当に楽しんでいるよ。次に、何かあるなら夏にわかるだろう。たとえそうでなくても、僕はフェイエノールトでとても充実しているんだ」と胸中を明かした。
また昨今、自身の移籍希望が通らないと、トレーニング参加拒否やチームメイト、スタッフに対して横柄な態度をとるなど、強硬手段に出る選手もいるなかで、ウィーファーは「僕はトレーニング参加を拒否したり、態度を急変させたりする人間ではない。いつもここでプレーしているし、たくさんの出場機会が保障されている。EUROを見据えると、それは重要なことだと思う」と切り替えられているようだ。
今シーズンはここまで公式戦29試合に出場し4得点3アシストを記録しているウィーファー。まもなく幕を開ける欧州大会の決勝ラウンドや、今年6月に控えるEURO2024で評価を上げることができれば、移籍市場の注目株になるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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