アル・イテハドでのデビューを飾ったベルフワイン [写真]=Getty Images
アル・イテハドのオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインが、サウジ・プロフェッショナルリーグのレベルについて語った。16日、オランダメディア『ESPN.nl』がコメントを伝えた。
現在26歳のベルフワインは、PSVでデビューを飾り、2020年1月から2022年夏にかけてはトッテナムでもプレー。2022年夏からアヤックスを活躍の場に移したが、今年9月2日に移籍金2100万ユーロ(約32億円)でアル・イテハドへの完全移籍が決まった。
すると、サウジアラビアへの移籍をめぐり、オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督とベルフワインの間で口論が勃発した。9月の代表活動でベルフワインを招集しなかったクーマン監督は、「26歳の野心はお金ではなく成長のためにあるべき」とベルフワインを公の場で非難。
これに対しベルフワインは「彼は僕の言い分を聞くための電話の一本もよこさず、僕はテレビで彼の意見を知ることになった。サウジアラビアリーグはオランダリーグよりもレベルが高いと保証できる。オランダ代表でプレーすることは常に名誉なことだと思っていたが、もう彼の下ではプレーしたくない。メディアに対して僕について好き勝手語るような人物がいる限り、もう終わりだ」と応戦し、クーマン監督が率いる“オラニエ”との決別を宣言した。
そんななか、ベルフワインは15日に行われたサウジ・プロリーグ第3節アル・ワフダ戦で公式戦デビューを飾った。カリム・ベンゼマの2ゴールをアシストするなど、7-1の大勝に貢献した。
ベルフワインは同試合後、「彼らは中東のレベルはとても低いと考えているようだね。もしかしたら、彼らはまず試合を見に来て、それから話をするべきなのかもしれない。僕のデビューでサウジリーグに対する人々の見方も少しは変わったかって?それはどうなるか見てみよう(笑)」と、サウジアラビアのリーグレベルは決して劣らないことを強調した。
また、同選手はサポーターからの後押しにも言及し、「アル・イテハドのファンは本当にクレイジーだよ。90分間、本気で応援してくれた。イテハドファンの暖かい歓迎に感謝している。ホームのような気分だよ。言語を理解することはまだ出来ていないけど、彼らのチャントは素晴らしいものだ」と、その情熱を称えた。
By サッカーキング編集部
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