五輪4連覇を目指していたアメリカが、ベスト8でまさかの敗退となった [写真]=Getty Images
リオデジャネイロ・オリンピック・女子サッカー競技の準々決勝が12日に各地で行われた。
優勝候補のアメリカはスウェーデンと対戦した。FWスティーナ・ブラックステニウスのゴールで61分に先制を許したアメリカだったが、77分にFWアレックス・モーガンの得点で同点に追いつく。延長戦も含め27本ものシュートを放ったアメリカだったが、勝ち越しには至らずにタイムアップを迎え、試合はPK戦にもつれ込んだ。
アメリカは1人目のモーガンが、スウェーデンのGKヘドヴィグ・リンダールにストップされる。GKホープ・ソロがスウェーデンの3人目、DFリンダ・センブラントのシュートをセーブしたが、5人目のキッカーを務めたMFクリステン・プレスが失敗。スウェーデンは5人目のリサ・ダールクヴィストが成功し、PK戦を3ー4で制した。オリンピック4連覇を目指していたアメリカが準々決勝で姿を消す波乱の展開となった。
FIFA(国際サッカー連盟)が発表する世界ランキングで3位のフランスはカナダと対戦したが、56分にMFソフィー・シュミットにゴールを奪われリードを許す。相手の倍以上のシュートを試みたフランスだったが、ゴールマウスをこじ開けることはできずに試合終了。ベスト8での敗退が決まった。
開催国のブラジルはオーストラリアを迎え撃つ。両チーム合わせて39本のシュートが放たれたが、互いにネットを揺らすことができずにPK戦に突入した。
ブラジルは5人目を務めたエースのMFマルタが失敗し追い込まれたが、決まればスウェーデンの勝利が決定する場面でブラジルGKバーバラがセーブ。ピンチを救うと、8人目のキックも再びバーバラが止めて、勝利を決定した。
中国とドイツの一戦は、MFメラニー・ベーリンガーの1点を守り切ったドイツが勝利。ベスト4入りを決めている。
準決勝は16日に行われ、ブラジルとスウェーデン、ドイツとカナダがそれぞれ対戦する。
■準々決勝結果
アメリカ 1ー1 スウェーデン (PK:3ー4)
中国 0ー1 ドイツ
カナダ 1ー0 フランス
ブラジル 0ー0 オーストラリア (PK:7ー6)
By サッカーキング編集部
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