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“南米王者”U24アルゼンチン代表が来日…東京五輪参戦が期待される8名

2021.03.24

東京五輪本大会でU24アルゼンチン代表に入るのは? [写真]=Getty Images

 U-24日本代表は26日と29日に行われる『SAISON CARD CUP 2021』で、U-24アルゼンチン代表と対戦する。

 アルゼンチンは昨年1月下旬から2月上旬にかけて行われた東京オリンピックの南米予選で優勝。“南米王者”として来日する。すでに発表されたメンバーの中には、ヘルタ・ベルリンで活躍するサンティアゴ・アスカシバルやベネヴェントに所属するFWアドルフォ・ガイチなどが含まれ、オーバーエイジ枠として、カディスで正守護神としてプレーする28歳のへレミアス・レデスマもチームに帯同。魅力的な選手たちが揃っている。

 とはいえ、招集が叶わなかった選手も多く、今夏の本番で五輪出場が期待されるタレントも少なくない。今回はその中から8人をピックアップしてみた。

ラウタロ・マルティネス

(インテル/FW/23歳)

ラウタロ・マルティネス

ラウタロ・マルティネス [写真]=Getty Images

 アルゼンチンの五輪世代では、最も知名度が高い選手だろう。インテルの背番号10で、アルゼンチンのA代表でもエース格として活躍中。次世代のサッカー界を担う選手の一人だ。ただ五輪代表での活動歴はなく、今夏にはコパ・アメリカも開催されるため、来日の可能性はかなり低いとされる。五輪に出場することになれば「大会の顔」となる選手だけに、今後の動向が注目される。

ニコラス・ゴンサレス

(シュトゥットガルト/FW/22歳)

ニコラス・ゴンサレス

ニコラス・ゴンサレス [写真]=Getty Images

 遠藤航の同僚として強豪クラブからも注目を浴びるウインガー。昨季はブンデスリーガ2部でチーム最多の14ゴールを叩き出し、今季はブンデスリーガで15試合出場6ゴールの成績を残している。巧さと速さを併せ持ったレフティーで、リーズやトッテナム、さらにユヴェントスなどが関心を示しているという。2019年にA代表デビューを飾り、W杯南米予選でも2ゴールをマーク。五輪メンバーに選出されれば、大きな注目を浴びるのは間違いない。

フリアン・アルバレス

(リーベル・プレート/FW/21歳)

フリアン・アルバレス

フリアン・アルバレス [写真]=Getty Images

 アルゼンチンの名門リーベルプレートで育った技巧派ストライカー。2018年に行われたFIFAクラブワールドカップではユース所属ながら“背番号9”を与えられ、鹿島アントラーズとの3位決定戦にも出場した。東京五輪の南米予選では7試合に出場して1得点。今回はクラブのスケジュールの都合もあって招集されなかったが、この世代の主軸の一人であり、近い将来の欧州行きも期待される逸材だ。

アレクシス・マック・アリスター

(ブライトン/MF/22歳)

 プレミアリーグのブライトンで10番を背負う攻撃的MF。東京五輪の南米予選でも背番号10をつけ、チーム最多の4得点を挙げた。父カルロスは元アルゼンチン代表DF。叔父パトリシオは日本(三菱重工)でもプレーしたことのあるストライカーで、2人の兄もアルゼンチンでプロサッカー選手として活躍する。生粋のサラブレットであり、日本にも縁があるので、今夏の来日が楽しみな選手だ。

▼マティアス・サラチョ

(アトレティコ・ミネイロ/MF/23歳)

マティアス・サラチョ

マティアス・サラチョ [写真]=Getty Images

 すでにA代表デビューを飾っているアルゼンチン期待の星。彼もまた南米予選突破の原動力となった選手だが、現在はブラジルでプレーしており、コロナ禍による入国制限の影響で来日が叶わなかった。中盤で攻守に貢献できるプレーヤーで、過去にはアトレティコ・マドリードやミランが獲得に乗り出していたように、欧州クラブからの評価も高い。五輪本番での活躍が期待される一人だ。

▼ファウスト・ベラ

(アルヘンティノス・ジュニオルス/MF/20歳)

ファウスト・ベラ

ファウスト・ベラ [写真]=FIFA via Getty Images

 五輪代表チームの主力選手で、南米予選では6試合に出場して本大会出場権獲得に大きく貢献した。今回は招集メンバーから漏れたが、クラブでも代表でも心臓部を担う選手がつける“背番号5”を着用。代表でチームキャプテンを任されたことがあるように、リーダーシップも備える。「東京五輪出場は目標のひとつ」と話すように、日本でのプレーを楽しみにしている。

フアン・フォイス

(ビジャレアル/DF/23歳)

ファン・フォイス

ファン・フォイス [写真]=Icon Sport via Getty Images

 今季トッテナムからビジャレアルへレンタル移籍中のDFで、久保建英の元同僚。知性溢れる守備と巧みな足技が魅力の現代型センターバックだ。2019年にはコパ・アメリカのメンバーに選出され、4試合に出場。すでにA代表の常連メンバーであり、五輪出場は微妙なところだが、守備的MFを含む複数ポジションをこなせることから、招集可能であれば是非チームに加えたい選手だろう。

リサンドロ・マルティネス

(アヤックス/DF/23歳)

リサンドロ・マルティネス

リサンドロ・マルティネス [写真]=Getty Images

 ユヴェントスへ移籍したマタイス・デ・リフトの後釜として、2019年夏にアヤックスに加入。身長は175センチと小柄ながら、巧みな駆け引きで空中戦にも強い。左サイドバックや中盤でもプレーできる多才な選手で、バルセロナ移籍の噂もある好タレントだ。2017年のU-17W杯のメンバーに名を連ねるなど、東京五輪世代の一員としてプレーした経験を持つ。今夏の本番にも「どうなるか分からないけれど、参加したい」と出場への意欲を示している。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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