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東京五輪に出場する男子チームが出そろう…市場価値が最も高い選手を国別で紹介

2021.03.30

[写真]=Getty Images1

 東京オリンピック男子サッカー競技本戦へ出場する全16チームが決定した。前回のリオ・デジャネイロ大会で金メダルを獲得したブラジルや2012年ロンドン大会の覇者メキシコなど、強豪国が順当に予選を突破している。

 オリンピックのサッカー競技は年齢制限もあり、ワールドカップほどの豪華さはない。とはいえ、4年に一度の世界大会だ。各国のスタープレーヤーたちが来日を果たすだろう。そこで今回は、東京オリンピック世代(1997年以降の生まれ)の選手のうち、市場価値が最も高い選手たちを国別に紹介する。

※市場価値は、移籍情報サイト『transfermarkt』の3月30日時点の情報を参照
※日本円は3月30日時点のレートで換算
[写真]=Getty Images

▼日本

冨安健洋 1800万ユーロ(約23億円)
(ボローニャ/DF/22歳)

開催国・日本の五輪世代で最も市場価値が高い選手は冨安だった。久保建英の1500万ユーロ(約19億円)を上回る1800万ユーロ(約23億円)の評価額となっている。A代表の活動を優先しているが、金メダル獲得には欠かせない存在だろう。

▼スペイン

アンス・ファティ 8000万ユーロ(約103億円)
(バルセロナ/FW/18歳)

2002年生まれで、年齢的にはパリ五輪世代(2001年以降の生まれ)。だが、バルセロナやA代表での活躍ぶりは周知のとおりだろう。昨年11月に負った左ヒザのケガの回復が遅れているため、東京五輪、あるいはEURO2020の出場は微妙なところだが、大会の顔となれる選手だ。

▼ドイツ

カイ・ハフェルツ 7000万ユーロ(約91億円)
(チェルシー/MF/21歳)

前回のリオ・デジャネイロ大会は準優勝に終わったドイツ。東京五輪世代で評価額が最も高いのはハフェルツだが、今夏はEURO2020のメンバー入りが濃厚となっている。同選手に次いで評価額が高いのは、17歳の神童、フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)で4500万ユーロ(約58億円)の値がついている。

▼ルーマニア

デニス・マン 1100万ユーロ(約14億2000万円)
(パルマ/FW/22歳)

実に14大会ぶりの五輪出場を決めたルーマニア。予選突破の原動力となった選手の一人が、今年1月からセリエAのパルマに在籍するマンだ。右ウイングを主戦場とするレフティーで、2018年にデビューしたA代表でも8試合に出場。伸び盛りの22歳が一躍ブレイクを果たすかもしれない。

▼フランス

キリアン・エンバペ 1億8000万ユーロ(約233億円)
(パリ・サンジェルマン/FW/22歳)

評価額1億8000万ユーロ(約233億円)は、世代を問わず、現役選手でNo.1。五輪に出場すれば、間違いなく大会の主役となったが、所属のパリ・サンジェルマンが五輪代表招集への反対を表明したと報じられ、今夏の来日はほぼ不可能となった。それでも、ダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ)、ジュール・クンデ(セビージャ)、エドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)ら、フランスは好タレントを擁している。

▼アルゼンチン

ラウタロ・マルティネス 7000万ユーロ(約91億円)
(インテル/FW/23歳)

今夏はコパ・アメリカ開催が控えているため、L・マルティネスの五輪出場もほぼないと見られている。とはいえ、アルゼンチンは26日の日本戦で決勝点を挙げたアドルフォ・ガイチなど、実力者揃いのチームだ。オーバーエイジ枠に誰が選出されるのかも要注目だ。

▼ブラジル

ガブリエウ・ジェズス 6000万ユーロ(約78億円)
(マンチェスター・C/FW/23歳)

リチャーリソン 6000万ユーロ(約78億円)
(エヴァートン/FW/23歳)

両選手ともに1997年生まれ。A代表でも主軸を担う彼らが五輪代表で共演すれば、相手にとっては脅威でしかないだろう。今夏のコパ・アメリカ開催に伴い、東京五輪に参加する可能性は低いが、是非とも見てみたいコンビだ。

▼エジプト

ムスタファ・モハメド 550万ユーロ(約7億1000万円)
(ガラタサライ/FW/23歳)

東京五輪のアフリカ予選では、5試合に出場して4ゴールを記録。大会得点王に輝いた。リヴァプールに所属するFWモハメド・サラーがオーバーエイジ枠としてオリンピックに参加する可能性が取り沙汰されており、コンビ形成が期待される。

▼コートジボワール

ジェレミー・ボガ 2200万ユーロ(約28億円)
(サッスオーロ/FW/24歳)

3大会ぶり2度目の五輪出場を決めたコートジボワール。市場価値が最も高いのはサッスオーロに所属するボガ(1997年1月3日生まれ)で2200万ユーロ(約28億円)となっている。出生地はフランスで、U-19までは同国代表でプレー。東京五輪でかつてのチームメイトと再会を果たす可能性がある。

▼南アフリカ

ルーサー・シン 300万ユーロ(約3億9000万円)
(パソス・デ・フェレイラ/FW/23歳)

すでにA代表歴を持つFWで、2017年のU-20W杯では背番号10を着用。日本との初戦でもフル出場を果たした。プロキャリアはスウェーデンで開始し、スペインを経由して、現在はポルトガルでプレー。国際経験豊富なアタッカーだ。

▼サウジアラビア

アブドッラフマーン・ガリーブ 130万ユーロ(約1億7000万円)
(アル・アハリ/FW/23歳)

五輪出場は1996年のアトランタ大会以来、実に24年ぶりというサウジアラビア。そのチームで最も市場価値が高いのはガリーブで、昨年1月に行われたAFC U-23選手権では日本相手に決勝ゴールを決めている。

▼韓国

イ・ガンイン 1500万ユーロ(約19億円)
(バレンシア/MF/20歳)

韓国が世界に誇る司令塔は、2019年のU-20W杯でチームを準優勝に導くと共に、大会MVPに輝いた。東京五輪でも、エースとしてメダル獲得を狙う。

▼オーストラリア

ハリー・サウター 400万ユーロ(約5億2000万円)
(ストーク/DF/22歳)

2メートル近い長身を誇るセンターバック。スコットランドで生まれ、U-19までは同国代表でプレーしていたが、母親の祖国であるオーストラリアへ鞍替えし、すでにA代表デビューも飾っている。「オリンピックは是非出たい」と話しており、来日濃厚だ。

▼メキシコ

エドソン・アルバレス 1200万ユーロ(約16億円)
(アヤックス/MF/23歳)

すでにA代表の主軸で、2018年のロシアW杯も全4試合に出場。メキシコでは“皇帝”ラファエル・マルケスと比較される一流タレントだ。2019-20シーズンからアヤックスに在籍しており、実績と経験は別格と言える。

▼ホンジュラス

ドウグラス・マルティネス 60万ユーロ(約7800万円)
(レアル・ソルトレイク/FW/23歳)

MLS(メジャーリーグ・サッカー)のレアル・ソルトレイクに所属するFW。東京五輪の北中米カリブ海予選に参加し、4大会連続5回目となる五輪出場権獲得に貢献した。A代表デビュー戦でいきなりゴールを決めるなど、“持っている男”であり、本大会での活躍が期待される。

▼ニュージーランド

サープリート・シン 100万ユーロ(約1億3000万円)
(バイエルン/MF/22歳)

インド系のニュージーランド人で、U-20W杯は2017年と2019年の2大会連続で出場。ニュージーランドサッカーの将来を担う逸材は2019年にバイエルンと契約を結び、すでにブンデスリーガデビューを果たしている。国際的な知名度はそれほど高くないが、大会の主役を担える選手だ。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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