フランスと南アフリカが対戦した [写真]=Getty Images
東京オリンピック男子サッカー競技一次ラウンド・グループA第2節が25日に行われ、U-24フランス代表とU-24南アフリカ代表が対戦した。
南アフリカは14分、ルーサー・シンがゴールから約25メートルほど離れた位置から直接フリーキックを狙うが、相手GKポール・ベルナルドーニの好セーブに阻まれる。
23分、南アフリカは右サイドからのアーリークロスにエヴィデンス・マクゴパがダイレクトで合わせるが、右ポストに直撃してゴールならず。対するフランスは29分、スルーパスに抜け出したアンドレ・ピエール・ジニャクがネットを揺らすが、オフサイドでゴールは認められない。
40分、南アフリカはコバメロ・コディサンがリュカ・トゥサールに倒されてPKを獲得。しかし、キッカーを担当したシンのシュートはクロスバーに弾かれる。前半はお互いに得点を生み出せず、スコアレスで折り返した。
均衡が破れたのは53分、南アフリカが先制する。ピッチ中央で獲得したフリーキックをクイックリスタートで開始し、素早くペナルティエリア左に展開。これが相手GKとDFの連係ミスを誘い、こぼれ球をコディサンが押し込んだ。
フランスは58分に試合を振り出しに戻す。左サイドから仕掛けてペナルティエリアに侵入したランダル・コロ・ムアニがグラウンダーで折り返し、ニアのジニャクが押し込んだ。
南アフリカは73分に勝ち越す。右サイドで相手を剥がしたコディサンが低めのクロスをニアサイドに供給すると、飛び込んだマクゴパが押し込んだ。しかし78分、フランスは右サイドからの折り返しをジニャクが頭で押し込んで再度追いつく。
81分、南アフリカがまたしてもリードする。テボノ・モコエナがペナルティエリアの外から右足を振り抜き、強烈なシュートをゴール右上隅に突き刺した。
フランスは86分、ジニャクがPKを成功させてハットトリックを達成し、みたび追いつく。すると後半アディショナルタイム2分、左サイドからジニャクが折り返したボールを受けたテジ・サヴァニエがゴール左下隅に流し込み、フランスがついに逆転する。
試合はこのまま終了し、フランスが劇的勝利を収めた。フランスは1勝1敗、南アフリカは2連敗となった。次節は28日に行われ、フランスはU-24日本代表と、南アフリカはU-24メキシコ代表と対戦する。
【スコア】
U-24フランス代表 4-3 U-24南アフリカ代表
【得点者】
0-1 53分 コバメロ・コディサン(南アフリカ)
1-1 58分 アンドレ・ピエール・ジニャク(フランス)
1-2 73分 エヴィデンス・マクゴパ(南アフリカ)
2-2 78分 アンドレ・ピエール・ジニャク(フランス)
2-3 81分 テボノ・モコエナ(南アフリカ)
3-3 86分 アンドレ・ピエール・ジニャク(フランス)
4-3 90+2分 テジ・サヴァニエ(フランス)
By サッカーキング編集部
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