東京五輪準決勝でアメリカとカナダが対戦した [写真]=Getty Images
2日、東京オリンピック女子サッカー準決勝アメリカ女子代表vsカナダ女子代表が行われた。
過去4度の金メダル獲得を誇る現在FIFAランキング1位のアメリカと、直近2大会連続で銅メダルを獲得している同8位のカナダ。北中米カリブ海予選でも対戦している両チームの対戦は、序盤からロングボールを使いながら縦に速い展開を見せるアメリカと、後方からショートパスを繋ぐカナダという構図となる。
しかし、試合は20分過ぎにアメリカをアクシデントが襲う。ここまで大会全試合にフル出場し、準々決勝オランダ戦ではPKを止める活躍を見せていたGK アリッサ・ネイハーが、クロスの対応で脚を負傷。同選手はプレーを続行するも、30分に負傷交代でピッチを去った。その後は互いに素早い攻守の切り替えを見せる一進一退の攻防。結局、両チームともにスコアレスで前半を折り返す。
迎えた後半、アメリカは60分にFWカーリ・ロイドを含めたFW3選手を同時投入し攻勢を強める。しかし、カナダもGKステファニー・ラビーを中心とした粘り強いディフェンスでゴールを許さない。
すると72分、カナダは敵陣ペナルティエリア内でFWディアン・ローズが倒され、主審がVARを確認した結果、PKの判定に。これをMFジェシー・フレミングがゴール右へと決め、耐え忍んでいたカナダが先制に成功する。
1点を追いかけるアメリカは、残り10分を切った状況でシステムを4バックから3バックに変更。前線の人数を増やし、同点を目指し攻勢を強めていく。
しかし、最後までカナダがリードを守り抜き、試合は結局0-1で終了。これまで2大会連続で準決勝敗退を喫していたカナダが、悲願の決勝進出を手にした。
【得点者】
74分 0-1 ジェシー・フレミング(カナダ女子代表)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト